みなさんキャッチーですか。ぬんです。






このブログをご覧になっているみなさんにも、



あ~自分だけの城が作りてえな~。それも中世の。



って思う夜があるんじゃないかなって思うんですけど、そんな千年に一度来るか来ないかぐらいの夜にピッタリなボドゲのご紹介です。





1~4人用
プレイ時間:90分


先日開封の儀を行いました、自分だけの「理想の中世の城」を作るゲーム、「ノイシュヴァンシュタイン城」です。



2014年にアメリカで発売。

発売直後から日本のボドゲ界隈でも話題になっており、英語版やドイツ語版が流通していた模様。

原題が「Castles of Mad King Ludwig」でしたので、この時点では「狂王ルードヴィヒの城」という日本語題が浸透していたようです。



2015年8月に、大手アークライト社より、めでたく日本語版が発売。

タイトルは「ノイシュヴァンシュタイン城」に改題され、「~狂王ルートヴィヒの見果てぬ夢~」というなんか少年漫画っぽいサブタイトルが付きました。







ちなみに狂王ルートヴィヒは実在した人物で、ノイシュヴァンシュタイン城も実在する城です。

ルートヴィヒはかなりの中世オタクで、王室のお金を使い込み、「僕が考えた最強の中世の城」を建てようとします。

そのうちの1つが、ノイシュヴァンシュタイン城というわけです。

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  画像:wikipedia - ノイシュヴァンシュタイン城より




さて、ボードゲームの「ノイシュヴァンシュタイン城」の話に戻りましょう。



プレイヤーは、ルートヴィヒに雇われた現場監督となります。

ルートヴィヒの、「庭がいっぱいある城がいい」「城の外に繋がる出入り口がいっぱいある城がいい」といった気まぐれな要望を聞きながら、城を建設していくわけです。




ゲーム中の様子はこんな感じ。

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手前にあるのが、建設中の私のお城。

最初は8角形のロビータイルのみからスタートし、部屋タイルを購入しながらどんどん城を広げていきます。




プレイヤーは自分の手番になったら、ランダムに場に出されたタイルに値段をつけていきます。

値段をつけ終わったら、プレイヤーの左隣の人から時計回りに、好きなタイルを買っていく。

つまり、値段を決めた人がタイルを購入できるのは一番最後になるというわけです。

欲しいタイルの値段を安く設定しちゃうと、他の人に買われてしまうんですね。



そして、このゲームの面白いポイントの1つなんですが、タイルを購入する代金は、なんとタイルの値段を決めた人に払います。

お金はいつでも余裕を持たせておきたいから、タイルの値段設定に頭を悩ませることになります。



部屋を設置したり、ルートヴィヒの要望どおりに城を作ったりすると、点数が加算されていきます。

一定枚数の部屋タイルが購入されたとき、最も点数の高い城を持っている人が勝利です。







日曜日の5人ボドゲ会時にプレイ。

おはぎちゃんは、プレイ経験済だったため茶々入れ係ということで、白緑先輩、まさい、ごわすちゃん、私の4人でプレイしました。
 


そんなに派手な展開があるゲームでもないので、プレイログを書くというよりは、私の城を自慢する感じで行きたいと思います。



というわけで、完成した私の城、その全貌を大公開。どん。

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なんかこう、ビーム銃みたいな形してんな・・・




ロビーから左に出ると、ワインセラーや厨房といった、ルートヴィヒに最高のディナータイムを提供するための部屋が並びます。

厨房からおもむろに伸びた階段を下ると、そこはなんとカビの間

ワインに合うチーズとかを作る・・・んだと思いたい。

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カビの間からはさらに地下廊下が伸びており、その先には武器庫も併設。

鎧から剣まで、ルートヴィヒも納得の品揃えで、多い日も安心です。

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ロビーから繋がる他の部屋には、大寝室や屋根裏といったプライベート空間をチョイス。

晩年は完全に気が狂っていたというルートヴィヒも、これならぐっすり眠ることができそうです。

屋根裏からは外に出られるようにし、倉庫を建てることで、収納の少なさをカバーしています。

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倉庫置き場から再び城内に入ると、広がるのは壁にレンガを使った部屋の数々。

紳士のたしなみ・ビリヤード、淑女のたしなみ・縫い物の専用部屋もご用意しました。

縫い物の途中に小腹が空くという事態も想定し、縫い物部屋には食肉保管庫を隣接。

中世の城には欠かせない、礼拝堂とペルヒタ神の間も、もちろん使い放題です。

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食肉保管庫のさらに奥、城の最果てには、350平米のサロンをご用意。

控えの間が隣接されてますので、先ほど城のあっちの方で作った料理を、こっちの方に持ってくる感じで。

サロンでは基本オールナイトパーリーが開催されますので、9時には寝ちゃうような良い子なベイベーたちのために、仮眠室も用意しています。

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以上、私が作った「理想の中世の城」の紹介でした。

ルートヴィヒ王にも気に入っていただけたようで、146点という高得点で1位を獲得、最優秀現場監督になることができました。やったぜ。






無事勝利をおさめたわけですが、勝敗とかはこの際二の次で、自分の城をコツコツ作っていくのがもうとにかく楽しいです。

プレイヤーごとに城にも個性が出て、それがまた楽しい。

白緑先輩の城なんか8割方地中に埋まってましたし。



プレイ時間が標準で90分とかなりかかっちゃうのですが(この時は2時間以上かかったはず)、ゲームに使用する部屋カードの枚数を減らすことで調整可能なので、試してみてもいいかも。

1人プレイにも対応しているので、じっくり自分の理想の城を作るのも楽しいですねえ。




皆からも好評で、買ってよかったと思えるゲームでした。

たまにやるゲームになりそうです。