みなさんキャッチーですか。ぬんです。






年末から悩んでいた、「アグリコラ」「カヴェルナ」「ル・アーブル」どれを買うか問題ですが、結構勢いで「アグリコラ」を買うという形で解決を迎えました。

IMG_3448[1]



「カヴェルナ」、店頭で実物を持ってみたら、めちゃくちゃ重くてビックリ。

あれダンベルとか入ってるんじゃないかな。







さて、2016年ボドゲ紹介一発目は、心機一転新たな船出ということで、こんな作品を選んでみました。


2~4人用
プレイ時間:30分








◆3ヶ月ぶりの登場です


クニチー大先生の「交易王」です。
 

昨年10月頭に「宝石の煌き」と同時に購入。

開封の儀もしましたし、業務後さいころ倶楽部でも何回か遊んではいたのですが、記事にするのが難しそうで、ずっと後回しにしてました。てへ。


フレイバー的には、プレイヤーは16世紀の商家になり、交易で富を築こうと頑張りますみたいなゲームです。













◆ルール紹介



まず抑えておくべきは4つかなと思います。





①6種類の交易品と需要について



登場する交易品は、「藍(青)」「胡椒(茶)」「塩(白)」「銅(ピンク)」「綿(緑)」「麻(黄)」の6種。
IMG_3507
これらのカードを商品カードと呼び、各10枚計60枚あります。




商品カードは、プレイヤーに手札として配られる他、共通の場に常に6枚がオープンになっています。
IMG_3509
これが今の交易界隈の需要を表しているという寸法。

写真の例だと、「綿」はめっちゃ人気だけど、「銅」とか「麻」とかは人気ないですねーみたいな。









②2隻の船と商品コマについて


プレイヤーはゲーム開始時、2隻の船を持っています。
IMG_3508
船には、1隻につき1個、商品コマを載せることができます。色は先程の商品カードに対応。








③決算について


多分ここが一番大事なポイント。


手札の商品カードを1~6枚(ただしすべて同じ色のもの)、今オープンになっている6枚の需要のいずれかに重ねて置きます。
IMG_3510
これにより需要が塗り替えられるんですね。


で、ややこしいところなんですけど・・・今置いたカードと同じ色の商品コマを船に載せていた場合、
IMG_3508
その色の商品コマの個数×需要に出ているその色の商品カードの枚数と同じ額だけ、コインがゲットできます。





IMG_3512
写真の例だと、緑の商品コマの個数(1個)×緑の需要に出ている商品カードの枚数(4枚)で4コインゲットだぜという寸法。

この一連の流れを「決算」と呼びます。





ただ問題は、このとき手番プレイヤー以外にも、船に緑の商品コマを置いているすべてのプレイヤーがコインをもらえてしまうということ。

なので、上記「決算」の際に、例えば緑のコマを2つ載せてるプレイヤーがいたとしたら、
IMG_3511
商品コマの個数(2個)×商品カードの枚数(4枚)でなんと8コインゲットされちゃいます。


他のプレイヤーの状況も窺いながら、「決算」をする必要があります。









④勝利条件


最終的には、コインを一番多く持っている人が勝利です。

また、誰がいくらのコインを持っているかは非公開情報です。

本気で勝ちに行くためにはカウンティングが必要になりますが、カウンティングせずに感覚だけで勝負した方が楽しいという説も。


ゲーム終了のタイミングが肝なのですが、後述します。










さて、上記①~④のシステムを踏まえて、ゲームの手順です。


各プレイヤーの手番は、前半後半に分かれます。

前半で取れる選択肢3つのうちから1つを必ず実行した後、後半で取れる選択肢2つのうちから1つを必ず実行します。




前半

・船に載っている商品コマを、1つだけ違う商品コマに入れ替える

・コインを使って、追加の船や、特殊効果を持つカードを購入する

・何もしない



後半

・手札から場にカードを出し、決算を行う

決算を行わずに、山札から交易品カードを2枚引く







前半で購入できる特殊カードはこの4種。


船(10コイン)・・・追加の船。購入した瞬間、好きな商品コマを載せられます。
IMG_3513



商館(8コイン)・・・後半でいずれの選択肢を選んだ場合も、山札から商品カードを1枚引けます。
IMG_3514



協定(11コイン)・・・自分の手番、他人の手番を問わず、決算時に収入を得たら、追加で2コインを得ることができます。
IMG_3515



荷役(12コイン)・・・前半でいずれの選択肢を選んだ場合も、商品コマを1つ追加で交換できます。
IMG_3516



船はそこそこ枚数があるのですが、商館、協定、荷役は各2枚ずつしかないです。早い者勝ちです。




山札が尽きた瞬間に、コインを最も多く持っている人の勝利です。














◆クニツィア・ジレンマ


IMG_2993

このゲームの人気の理由として、作者であるライナー・クニツィアお得意のジレンマが、あちこちに仕込まれている点が挙げられます。



勝利条件がコインをたくさん持っていることなのに、コインを使って特殊カードを買うのか・・・?

特に商館なんか、コインを払って買ったのにも関わらず、ゲームの終了を早めるカードではないか・・・?

後半では、決算or山札からカードを引くのいずれかしかできない。山札はあと1枚。コインは勝ってるか負けてるか微妙な金額。カードを引いてゲームを終わらせると、あと一回の決算ができない・・・。でもうかうかしてると、他のプレイヤーが大きな決算をしちゃうかも・・・。



てな具合です。他にもいろいろ。

30分という短いプレイ時間、そこまで複雑じゃないこのシステムに、これだけのジレンマを織り交ぜてくるクニチー先生流石っす。




個人的にすごく好きなゲーム。2人戦も4人戦も色合いが違ってアツい。

説明だけじゃピンと来ないかもしれませんが、とにかく1回遊んでみて、「うーん・・・」と頭を抱えていただきたいです。














というわけで、「交易王」のご紹介でした!


明日は仕事始めです・・・どう考えてももう1日ぐらい休み要るよなあ。