みなさんキャッチーですか。ぬんです。





先程amazon川の畔から、我が家に新たなボドゲが流れてきました。 

ということで、久々に開封の儀など!




3~6人用
プレイ時間:60分




『カタン』シリーズでお馴染み、クラウス・トイバー先生が1992年に発表した名作。

永らく絶版となっていたのですが、この度ニューゲームズオーダーより、コンポーネントを一新して発売されました。




購入を決めた理由が、『さまよえるオランダ人』発売を発表したときのNGO代表者のブログ。

もう「その心意気や良し!」って感じで、

ニューゲームズオーダーでボードゲームを作って売る毎日は、日本で今ボードゲームを遊んでいる方々がどんな風に感じて、考えて、楽しんでらっしゃるか、それを感じ取って、考えて、楽しむ毎日です。
枯山水が売れて、曼荼羅が売れた辺りから、私は随分希望を持っています。

ボードゲームを遊んでいただける皆さんが色んなゲームに面白さを感じるほど、面白く遊ぶほど、より幅広く、面白いゲームが生まれるんだと思いますので。
今ボードゲームを楽しんでる皆さんは、ちょっと古くからやってるぼくらが思ってた以上に、色んなゲームを、面白さを求めているんじゃないかと。
だから。埋まったさまよえるオランダ人を掘り出すのに、一丁勝負掛けさせていただくことにしました。

ボード、木製駒、木製ダイス、カード、チップに木製チップ立て6本。
このゲームのコンポーネントだと、ふつう値段は6000円とかになるかなーって所です。
それがなんで4860円にできるかというと、

ぶっちゃけた話今回5000部作ってみたんで(笑)。


これはちょっと古いボードゲーマーの方なら意味の分かる数字と思いますが、
いわゆるヨーロッパの平均的なボードゲームメーカーが初回で作って、でそれだけ売れれば成功、という合格ラインとして、
「5000部」というフレーズがしばしば言われます(最近じゃもっと初版が少ないゲームも多分欧米でもザラですが)。
2016年の日本で1992年作の「さまよえるオランダ人」が5000部売れたら、…楽しいよなあ、と思ってしまったのです。
もうドイツでも、世界のどこでも現行品が無いさまよえるオランダ人が、日本でだけは売れてるよってね。楽しんでるよってね。
それをクラウス・トイバーに言ってみたい、という挑戦。そういう勝負。というか遊びです。


まあそんなん関係無いたくさんの皆様も、頑張って作ってみましたのでー、よろしければ遊んでみてください。
フェレータの時もかなりやれた感は持ったんですが、今回のはよりレベルアップできた気もしています。これが通るなら、随分自由。

あ、あと5000部作った甲斐あって、4860円でも(枯山水とは違って)原価もいつも並みなので、「売れれば」ちゃんと儲かります!
売れなかったら…はっはっは。勝負勝負。ということで毎度長々書きましたが。
ボードゲームが好きな人、「さまよえるオランダ人」お勧めですよ。よろしくお願いしまーす!

B2FGames -  
クラウス・トイバー作「さまよえるオランダ人」を3月に発売します。
より引用

私はボドゲにハマって1年も経たないペーペーなのですが、ペーペーながらにちょっとグッとくるものがあり。

それを抜きにしても、ボドゲガイド本で「名作」「絶版」という言葉と共に、よく見かけていたタイトルではあったので、まあこれは買いでしょうってことでポチっとな。

そう、例え我が家の積みゲーがこれで6個になろうともね。HAHA!『テラミスティカ』早く消化したい。







前置きが長くなったところで、そろそろ開封に参りましょう。




まずは外箱ドン。

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アートワークは、『枯山水』や『曼荼羅』のママダユースケさん。

ワクワク感と不穏な感じのハイブリッド。素敵よ。


サイズは想像してたよりもコンパクト。同じくNGOより発売の『ラー』と同じサイズとのことです。










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で、箱裏チェック。

文章をよくよく読むと、『さまよえるオランダ人』が幽霊船の名前であることが分かります。





 




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からのー、お馴染みボドゲの3要素!

2人で遊べないのは辛いですが、6人でも遊べるってのはデカいですなー。











さて、外箱を嘗めるように見回したところで、早速開封!

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まず目に飛び込んでくるのは、箱のサイズピッタリのルールブック。






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つづら折り3ページ×両面印刷ですね。

60分というプレイ時間の割にはルール少なめなのかしらん?という印象です。










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でー、タイルたち!

コインと、それこそ『ラー』の石版貨幣みたいな形をしたチップが並びます。













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タイルの下にはゲームボード。

海と、それを取り囲む島々、そして色とりどりの船が、ロマン溢れるタッチで描かれています。

船や小さな島が線で結ばれていますね。これの上を、幽霊船・『さまよえるオランダ人』が往来するのでしょうか。


ボードのサイズは、日本の住宅事情をまるで無視した輸入ボドゲに日々触れていると、かなり小さく感じます。

無理なくテーブルで遊べるって素敵。



 







そして今回一番感動したのは・・・これ!

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チップスタンド!まさかの木製!!うはー!!

確かに4000円台ボドゲのコンポーネントじゃないですねこれは!

溝は結構広いのですが、ハードスリーブに入れたカードとかも挟めそうな勢いはある。


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さっきの石版型のやつ挟むんやろな。早よ挟みたい。













次カード類行ってみよー!


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船カード。先ほどのボードに描かれていた6色の船が各5枚ずつ。

オレンジと赤がちょっと見分けにくい色使いだなーって感じなのですが、オレンジの方が思いっきり帆を畳んでくれてるので識別には困らないかな?




 





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なにやら鉄っぽい道具と、イカしたお屋敷が描かれているカード。

裏面は両者とも同じ。










そしてコマ類!

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海苔巻きマーカーと船マーカー6色。

ボードにもカードにも船描いてあるんですけどこれどう使うんですかね・・・って印象でした。ルルブ読むまでは。



 





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いよいよ真打登場、『さまよえるオランダ人』コマ。



人はなぜ木製コマに魅力を感じるのでしょうか。

なんかこう、あるよね。

太古の昔から生活の中にあった、「木」っていうものへの、安心感っていうか、ねえ。遺伝子レベルのやつ。
 


 










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6面ダイス2種!こいつも木製。

目が「0・1・3・5・7・9」と「20・20・30・30・40・40」というさりげない変態っぷり。


 













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で、最後に布袋。

ランダムにさっきのチップ引いたりするのかしらん、とか思ったのだけれど、まさかのゲームシステムにはそこまでガッツリ絡まないという。














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コンポーネントまとめてパシャリ!








ルルブもさらっと読んでみましたが、大変面白そうな感じ。

競りっぽさもあり、ブラフ要素もあり、交渉ありというよくばり定食。

でもルールはシンプルなのよね。プレイするのが楽しみです。








というわけで、『さまよえるオランダ人』開封の儀でした!

遊べるのはいつになるやら!