みなさんキャッチーですか。ぬんです。




1週間の熊本出張を終え、福岡にアイムホーム。

というわけで、久方ぶりの更新。今日はこんなゲームのお話です。








おもちゃ Between Two Cities [並行輸入品]
Stonemaier Games
1~7人用 
プレイ時間:25分
 

『Between Two Cities』。

発売は2015年。『ヴィティカルチャー』でお馴染みStonemaier Gamesが、キックスターターでクラウドからファンディングした感じのアレです。

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少し前から気になってはいたのですが、日本国内では正規の値段で手に入れるのは難しそう。

ということで、先日意を決して個人輸入をしたのですが・・・





ポチった後で、まさかのアークライトから今年の7月に日本語版が出ることを知るという。

ゲムマのアークライトブースで試遊までできるらしいですね。これだから情弱は。(辛い)





でも日本語化に伴い、タイトルが『ふたつの街の物語』というダサい直訳まっしぐらな感じになるそうなので、英語版の方がCOOLでいいよね!と日々自分に言い聞かせてます。辛い。

ボドゲに限らず、物をポチる前にはしっかり情報収集しましょうってお話ですね・・・












さて、そんな『Between Two Cities』なのですが。(意地でも『ふたつの街の物語』とは呼ばない)


タイルをドラフトして自分の街を作るゲームです。





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ゲーム終了時には、こんな感じの4×4の街が出来上がります。



タイルは大きく6種類あり、例えば青いタイルは1枚あれば1点、2枚あれば3点、3枚あれば6点・・・だとか、茶色いタイルは灰色のタイルの横にあると減点・・・だとか、それぞれスコアリングの方法が決まってる感じです。









ここまでだとよくあるドラフトゲーなのかしらん、という印象ですが、ここでこのゲームの最大の特徴。


1人1つずつ街を作る、のではなく、右隣のプレイヤーと協力して1つ、左隣のプレイヤーと協力して1つ、合計2つの街を作ります。



例えば5人プレイだとこんなイメージか。
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ゲームは3ラウンドからなります。








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1ラウンド目、各プレイヤーは7枚のタイルを引きます。





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で、2枚を選んで手元に伏せて、残りは隣のプレイヤーに。




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ここで、選んだ2枚を全員一斉にオープン!





で、2枚のうち1枚は左隣のプレイヤーとの街に、もう1枚は右隣のプレイヤーとの街に配置します。


もちろん各プレイヤーは、自分の絡む2つの街の得点を高くしたいわけですが、自分のパートナーになる2人のプレイヤーには、それぞれもう1人パートナーが存在するのです。

例えば、Aさんから見ればBさんとEさんがパートナーですが、EさんにはDさん、BさんにはCさんという別のパートナーがいるわけですな。
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となると、想像には難くないと思うのですが、


Aさん「Bさんが引いてきたあのタイル・・・俺との街に置いてほしいけど、もしかしたらCさんとの方の街に置くかも知れねえなあ」



みたいな事態が生じます。





そこでどうするかといいますと、2枚のタイルをオープンしたところで、皆で相談をします

「そのタイルこっちに置くよね!?」とか、「これどんな順番で配置する?」とか、内容は様々。

相談が終わって初めて、右隣のプレイヤーとの間に1枚、左隣のプレイヤーとの間に1枚、タイルを配置します。









で、先程7枚から2枚を選んで、5枚を隣に回したと思うのですが、
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ということはお隣からも5枚が回ってくるということですね。


この5枚から、また2枚選んで3枚回す。で、選んだ2枚をオープン。で、また相談→配置。

最後の3枚は、2枚選んで1枚を捨てます。で、選んだ2枚をオープン。相談→配置。

これで第1ラウンドが終了です。








第2ラウンドでは、この1×2もしくは2×1マス分のタイルを使います。
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ここではドラフトをせずに、各プレイヤーが3枚引いて、2枚を選ぶ。残り1枚は捨てます。


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で、選んだ2枚をオープン→相談→配置。





第3ラウンドは、また1×1のタイルを各プレイヤー7枚引き、第1ラウンドの繰り返しです。

ただし、タイルを回す向きが第1ラウンドと反対になります。






ゲーム自体は以上です。

選んで相談して配置する、を7回繰り返すだけなので、あっという間に終わります。










で、得点計算。

自分の絡んでいる2つの街の点数を合計する・・・のではありません。



自分の得点になるのは、2つの街のうち点数の小さい方だけです。








例えばそれぞれの街がこんな感じの点数だったとすると・・・
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勝者は、50点の街を作りあげたBさんでもCさんでもなく、バランスよく両方の街を仕上げていったEさんになるのです。
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ここが、私が『ふたつの街の物語』という日本語タイトルが、正直言って気に入らない理由の1つでして。


このゲームで勝つためには、自分の担当する2つの街の間の、つまりBetween Two Citiesの差を極力無くして、均質にしていく必要があるわけですよ。


このゲームの特徴を、僅か3単語で的確に表現しているこの『Between Two Cities』という名タイトルを、『ふたつの街の物語』て、ねえ。あまりに美しくなくないですか。










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さて、購入の動機は、「両隣のプレイヤーとの間で協力して街を作る、しかも得点になるのは点数の低い方の街だけ」という新鮮味のあるシステムにもうキュンキュンきちゃったからなのですが・・・

実際に遊んでみると、このゲームのシステムの中核にあるのは、選んだ2枚のタイルをオープンした後の相談なんだなと強く感じます。

各々のプレイヤーが各々のパートナーを惹きつけようと、あちらこちらで交渉を繰り広げるわけです。

つい熱が入ってしまう。楽しい。







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隣のプレイヤーと準協力っぽい形でプレイしつつ、低い方の街が自分の得点になるというルールと、ドラフトというシステムの相性の良さも、特筆に値するでしょうか。

「私このターンこれ取ったよ!だから次はこれ取ってくれるよね・・・?」
と祈るような気持ちで回すタイルもあれば、

「こいつとの街ちょっと点数高くなりすぎてるな・・・このタイルはちょっと回せませんなあ。グヘヘ」
とニヤニヤしながらカットするタイルもあるわけです。楽しい。












最後にコンポーネントについて触れておくと、このゲーム本当に無駄というか、「えwwwそんなことのためだけにこんな立派なもの作っちゃったんすかwwww」的なコンポーネントが多いです。
 




ドラフトゲーかつ上記のようなルールなので、座り順が大変重要。

ということで、ゲーム開始時に座り順を決めるためだけのカードが15枚ついています。
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「髪の長さ順」とか「靴のサイズ順」とか書いてあるわけです。










続きまして、「最後の得点計算の時に使ってね!」ってことで、得点ボードがついているわけですが、
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デカい。




しかも両面印刷になっておりまして、微妙に数字の配置が違います。
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まさかの「使いやすい方を使ってね!」という。かゆいところをバリボリかいてくれる感じです。











そしてこちらの可愛らしいコマたち。
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なかなかに凝ったデザインじゃないですか。







用途としては、

①「タイルを選び終わりましたよ~」の合図として、次の人に回すタイルの上に置く。
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②得点計算で使う。
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以上になります。ありがとうございました。








あと、1人用モードも搭載と言うことで、そのためのカードがそこそこの枚数ついています。
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しかも2~7人用ゲームとは違うデザイナーが作ってるみたいですね1人用ルール。面白い。











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ということで、『Between Two Cities』のお話でございました。

日本語版が出る前に、皆さんいっしょに遊んでください。