みなさんキャッチ―ですか。ぬんです。










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野菜っていいですよね。

食べてると健康になった気がするというか、「人として健全だよお前は」と認められているような気持ちになります。






小さい頃は苦手だったナスやピーマンも、大人になったら美味しさが分かったというか、楽しんで食べられるようになりました。

それぞれどんな調理法でも美味しいのですが、ナスは揚げ出しが好きで、ピーマンは中華風にしてあるとさらに美味しいです。結局不健康感がヤバい。








さて、そんな健康の代名詞・野菜のグループに属していながらですよ。

約90%が水分から成り、他の追随を許さない栄養価の低さでギネスブックに掲載、一緒に食べた他の野菜の栄養まで破壊しちゃうから、食べることに栄養学的な価値がないというかもうなんなら食べない方がマシとまで言われている、世にも恐ろしいヤツがいるそうですね。









そうお前だよ。











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きゅうり。








普通にきゅうり好きなのでなんか複雑な感じなのですが、世の中的にはそういうことになってるみたいです。美味しいのにかわいそう。




というわけで今日は、きゅうりを極力食べないように頑張る、こんなゲームのご紹介です。










2~6人用
プレイ時間:25分


『5本のきゅうり』です。

原題は『Fünf Gurken』、パッケージはとなれば、作者はもちろんフリードマン・フリーゼ。











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基本的にはトリックテイキングというか大貧民系というか。

カードには1~15までの数字が書かれていますが、スートはありません。これを7枚ずつ配りますよと。
















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で、親が手札から1枚出します。

この時、次のプレイヤーは、既に場に出ているカードの中で最大の数字と同値か、より大きい数字のカードを1枚プレイします。

次のプレイヤーも同様。段々数字が大きくなっていくわけですね。


となると、大きい数字を出せない/出したくないといった場合が出てくるかと思うんですが、その時は、手札の中の最も小さい数字を出さなければなりません。

これを全員が1枚ずつ出すまで一巡。










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最も大きい数字を出したプレイヤーがトリックを取るわけですが、このゲーム、1~6トリック目までの勝敗はゲームに1mmも関係ありません。


大切なのは7トリック目、つまり手札のラスト1枚で行う勝負。

この最後のトリックに勝ったプレイヤーが負けです。

自分が最後に出したカードに書かれた数の、きゅうりを食べます。


これを繰り返し、5本以上きゅうりを食べてしまったプレイヤーの負け。




 



 


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先月のボドゲラボで遊ばせていただきました。


大きい数字を残していると、ラストトリックで勝ってしまうかもしれない。

でも大きい数字を残していないと、手札の小さい数字がどんどん減っていって、結局大きめの数字で勝負することになる。


そういったジレンマを内包してはいるんですけれど、「ヒィ~~~苦しい~~~」って感じの嫌なジレンマでは全然なくて、そこがいいなあと思いました。

トリテっぽさを醸しながらも、かなりパーティゲームみを感じる。











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運の要素が大きくなりがちなトリックテイキングや大貧民系は、試行回数を稼ぐことで確率を収束させていくのが基本なのですが、それが良い方に機能しているというか。

運の要素が大きいから手軽に遊べて、手軽に遊べるから繰り返し遊びたくなる、みたいな。

でも運ゲーとは呼びきれない、程よくて嫌らしくないジレンマがある、みたいな。



ルールは全然違うけれど、個人的には『ゲシェンク』的な立ち位置のイメージ。

持っておくと便利そう。時間調整に遊ぶとすれば、積極的に遊びたい。そんな感じ。











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あとはきゅうりトークンが可愛くてGOODですね。5つ食べると負けちゃいますが。
 












 
というわけで、『5本のきゅうり』の紹介でした!きゅうりの塩もみ食べたくなってきた。