みなさんキャッチ―ですか。ぬんです。



この記事は、「ボドゲ紹介02 Advent Calendar 2016」の20日目のエントリーです。

登録した時点では『キャプテンソナー』を紹介するつもりだったのですが、諸般の事情(またの名を気分)により予定を変更しまして、こんなゲームのご紹介です。







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COTTAGE GARDEN
ウヴェ・ローゼンベルク
1~4人用
プレイ時間:60分







『コテージガーデン』です。


『アグリコラ』
『カヴェルナ』『ル・アーヴル』『パッチワーク』『ボーナンザ』等数々のヒット作を世に生み出してきた、ウヴェ様ことウヴェ・ローゼンベルク氏。

彼が今年のエッセンで発表したのが、スカウトアクション1位を獲得した『オーディンの祝祭』と、この『コテージガーデン』です。


先日のゲームマーケット2016秋でバネストさんが先行販売を実施。

いつ売り切れるかとヒヤヒヤしながら販売の列に並びましたが、なんとか購入できましたので、ご紹介したいと思います。











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誤解を恐れずにざっくり言えば、4人まで遊べる『パッチワーク』です。

中央ボードに並べられた花タイル達。







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各プレイヤーは、中央ボードから取った花タイルを、2枚ある自分の庭ボードに設置。









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空いているマスを全て埋めて、きれいな庭を何度も何度も作り上げていきます。








 
ここでキャッチーポイントその1!パズルが悩ましい!

 

『パッチワーク』にはなくて、『コテージガーデン』と『オーディンの祝祭』にあるものな~んだ?

それは、「タイルで上から踏んじゃってもいいけど、踏むと損しちゃうマス」です。





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こいつらね。


ウヴェ様が個人ボードでパズルをさせることにご執心なのは昔からのことですが、近年は特にこの「踏むと損マス」を設置することにより、踏みてー!でも踏みたくねー!みたいなジレンマを醸す方向性みたいです。

『コテージガーデン』では、庭が完成した時、見えている植木鉢と苗カップの個数が点数になります。踏んじゃうと点数減っちゃうんですね。








 

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さらにキャッチ―ポイントその2!ダウンタイムを減らそうという想いがバシバシ伝わってくる!


中央ボードに溢れる花タイル。手元にはたくさんの空きマス。

取れる行動のパターンが多く、おまけに運要素も排除されているとなれば、そこに伴うのが長考・ダウンタイム問題です。




しかーし!『コテージガーデン』は一味違うぜ!




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手番終了時に、この庭師ダイスが、中央ボードの周りを1マスずつ動いていきます。








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プレイヤーが取れる花タイルは、庭師ダイスがいる列・行に置かれているもののみです。最大4枚から1枚を選ぶ感じ。

ちなみに、庭師ダイスの出目はラウンド数をカウントするためだけのものであり、振ったりはしません。





このシステムが素晴らしいのは、自分が次の手番で(なんなら2~3手番先で)取れるタイル候補が常時分かっている状態でゲームが進むので、他のプレイヤーの手番中にも、「次はあのタイルを取ってここに植えよう」みたいなプラン立てができるんですね。

『オーディン』も、他のプレイヤーの手番中も勝手にパズルやっててOK☆、みたいなルールでした。

個人ボードでパズルをやらせるというのは、ウヴェ様の中でのダウンタイムに対する1つの解決策なのかも知れません。






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ちなみに『コテージガーデン』では、「他の人の手番中でも、中央ボードから花タイルを取って試しに庭ボードに置いてみてOKなんだけど、戻す時にどこから取ったタイルかが分かんなくなっちゃったら困るから、中央ボードの空いたスペースに代わりに置いておくパラソルタイル」がコンポーネントとして付いています。

ナイス気遣い。








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そしてキャッチ―ポイントその3!可愛い!








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見ちゃってんこの猫さんトークン!ちなみに「見ちゃってん」は福岡の方言で「おいおい見てくれよ」ぐらいの意味だぞ!

どうしても埋めきれない1マス2マスを埋めてくれる、頼れる仲間たちです。








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花タイルもね~~可愛い~~。

花に囲まれてティーブレイク。そしてその横に転がる鋤。よくない!?最高じゃない!?








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出来上がった後の庭は、ついつい写真に撮りたくなっちゃう可愛さです。








 
といったボキャが貧してる感想を垂れ流したところで!

最後にキャッチ―ポイントその4!





終盤戦がめちゃくちゃ辛いです…。







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基本的には割とゆるゆる進むんです、このゲーム。

インタラクションあんまりないしさー。

可愛い庭作って「やったー」とか言いながら写メ撮ったりして。


だがお遊びはここまでだ。








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庭師ダイスの出目が6になった瞬間、つまり第6ラウンドに入った瞬間、置かれている花タイルが2枚以下の庭ボードはゲームから除外されます。

以降、残った庭ボードが全て完成するまでゲームが続くのですが、自分のターンが回ってくるたびに、勝利点が2点ずつ引かれていくぞ。



この減点が嫌であれば、早く残った庭タイルを完成させるしかないのですが…焦れば焦るほど上手くはいかないもので。

第4ラウンドの終わり辺りからゲーム終了を見据えて動き始めないと、ちょっと痛い目見るかもよん。









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そんなこんなで非常にキャッチーな『コテージガーデン』。

パズルが好きな方、可愛いものが好きな方、ウヴェ様の”今”を感じたい方にはオヌヌメよ!

私もまだ2回しか遊べてませんので、興味ある方はいっしょに庭いじりしましょう~~。






『オーディン』もな~~すごく好きなんだけど、紹介するタイミング逃しちゃってるなあ。

機会があれば記事書きたいです。