みなさんキャッチーですか。ぬんです。
告知記事なんかを書いたりもしましたが、昨日12月23日は、福岡ボードゲームフェスタ2016冬が開催されました。
会場は福岡市中央区天神の都久志会館。
ボードゲームの体験卓がメインだった夏のフェスタの流れは引き継ぎつつ、新たな試みとして企業やサークルさんの出展もあるといった感じのイベントでした。
今の福岡の土壌でゲムマっぽいことをやろうとすればこんな風になるのか~、となかなか興味深かったです。
主催は、福岡ボードゲームフェスタ実行委員会。
その中で、当日卓を回していく部分については、福岡ボードゲーム交流会 ボドゲラボの主催・ヒロさんが舵取りをされていました。
ヒロさんに日々お世話になってる恩返しを、ということで、今回はインストスタッフとして参加。
卓を1つ担当して、数個のゲームをリクエスト等に応じて立てていく感じで1日を過ごしました。
インストをしたゲームをざっと紹介しつつ、イベントの雰囲気についてざっとお伝えができればなと思います。
◆トゥーリアの踊る塔
2~4人用
プレイ時間:60分
14時の開場時点から、超満員とは言わないまでも、17卓あった遊戯卓のちょうど半分が埋まる程度の数のお客さんがin。
入り口から遠い、部屋の奥の方に卓を構えていた私は5~10分程ヒマしてましたが、「なにか遊べますかー?」「これ面白そう!」とお声かけをいただいたので、『トゥーリアの踊る塔』を立てました。
結婚適齢期の王子と王女に求婚するため、国中を駆け回ってお金や好感度を集めましょうみたいなゲーム。
立体コンポーネントを活かしたアクション選択のシステムや、20近くもある特殊タイル等、細かい部分まで凝っていていい感じ。
なのですが、ようやっとお金と好感度を一定数集めた後に挑戦できるのは、9つの窓から、王子と王女がいる1つの窓を当てるという運要素たっぷりのミニゲーム。まさか過ぎる。
と言っても、完全に運ゲーかと言われればそうではなくて。
しっかりと準備をして挑めば確率を上げることができるような仕組みになってますので、ぬん的には全然OK。むしろ好きよ?みたいな。
今回の卓では、1人目に窓めくりチャレンジをしたプレイヤーさんがあっさりと失敗。
2人目の方は、めちゃくちゃ周到な準備をした上でチャレンジ。無事王子と王女への求婚を果たしました。
正解の窓が早くめくられるか否かでプレイ時間が大きく変わるので、お客さんが多く、回転率重視だった今回のイベントにはちょっと合わなかった、かも。
目標時間60分で回してたのですが、なんだかんだ70~80分かかっちゃったしなあ。
◆ポーションエクスプロージョン
2~4人用
30~45分
15時半頃には会場は超満員。
企業・サークルブースの試遊卓まで含めて、すべての卓がきっちり埋まってる状態でした。
ぬん卓では、これまたリクエストにより『ポーションエクスプロージョン』を立てたよ。
プレイヤーは、魔法学校の卒業試験に挑みます。
このめちゃ可愛い
この排出器から材料を取るのがさ!連鎖系のパズルゲームみたいで楽しいのさ!
完成した薬は勝利点になるだけではなく、飲んでもOKっていう設定もキャッチー。
飲むと追加で材料がゲットできます。
やはりパズル部分に得手・不得手があるようで、上手い方はめちゃくちゃ上手かった。
ゲームの終了条件が急にポッと満たされちゃったりして、あたふたするプレイヤーの皆さんをニヤニヤしながら眺めるのが楽しかったです。
◆ガムガムマシーン
2~4人用
プレイ時間:30分
16時半。満員状態からは少し客足が落ち着いたかな?
といったところで『ガムガムマシーン』を立卓。私もインストをしつつ遊ばせていただきました。
かの有名な"ガムガムマシーン"を使って、めちゃくちゃいいものである"ガムガム"を作るというゲーム。
"ガムガム"は、色とりどりのガムを重ねた上に、黒いフタを乗せたら完成です。
マシーンのスタート地点を選んだら、あとは経路を辿ってガムやらフタやらを拾っていくだけ。
ガムを持ち上げたマスに指示が書かれていれば、別の経路にワープしなければなりません。
分類するならば、メモリー+パズルゲーといった感じになるのでしょうか。
ここを踏んだらここに飛ぶ、みたいなのを暗記しつつ、効率のいいルートを探していく感じ。
ただこのゲームのキャッチーなところは、全然暗記をせずに手なりで打っても普通に遊べるってところなんですよね。
ギミック満載で楽しいしね。良いゲーム。
今回はと言えば、必要最低限の暗記をしつつ回していった結果、インスト勝ちしちゃいましたごめんなさい。
割と皆さんゆる~く打ってて、ギスギスするような雰囲気じゃなかったから許してくれ・・・
◆インジーニアス
1~4人用
プレイ時間:30分
17時。閉会時間の近づきを徐々に意識しながら、『インジーニアス』を立卓です。
クニツィア先生の、シンプルなパズル風味のゲーム。
2つ連なったヘクスが、悩ましさを醸し出していい感じ。
個人ボードで6色それぞれについて得点を管理するのですが、最も低い色の点数が自分のポイントになります。
じゃあ万遍なく得点していこうねって話になるのですが、いずれかの色がMAX得点の18点に達すると、「はい俺天才~~~」と叫んでもう一手番行ってよい、というボーナス付き。
男性4人で仲良く遊ばれてました。
アブストラクティな見た目だけど、タイルの引きによるところも大きく、かなり緩く遊べるゲームです。
その後、『ポーションエクスプロージョン』をもう一度立卓し、終わったのが19時過ぎ。
新しいゲームを立てても、閉会時間である19時半までに終わるか怪しい・・・
ということで卓を閉じて、会場内をウロウロさせていただきました。
企業・サークル出展のブース。
『ハコオンナ』のEJIN研究所さんや、『ゾン噛ま』『マモノノ』のケンビルさん等、豪華な出展陣が軒を連ねる中、私が向かったのはtennkyuuさんのHBGGフリマ。
中古ボードゲームを約80個出品されており、約60個が売れていったそうです。商売上手かよ・・・。
私も2点お持ち帰りさせていただきました。遊ぶのが楽しみ。
こちらはテキサスホールデム卓 by 柴さん!
テキサスホールデムはとてもキャッチーなポーカーの一種で、柴さんはとてもキャッチーなお兄さんです。
リングゲームで回されていたとのことで、ずっと途切れることなくプレイヤーがいらっしゃいました。
別の部屋で写真も撮れなかったのですが、ファミリー向け卓や人狼卓もありました。
ファミリー向けは、どうしてもプレイ時間が短いゲームを中心に回していくということで、スタッフさんは本当にインストしっぱなしだったようです。
そんなこんなであっという間に19時半。
福岡ボードゲームフェスタ2016冬は、大きなトラブルもなく、無事に終了しました。
「ボードゲームを遊んだことのない方に、ボードゲームを体験していただく」という当初の目的から見れば、大成功のイベントとなったのではないでしょうか。
一方で企業・サークル出展に関しては、ちょっと色々ナイーブな部分があって、課題も残る結果になったみたい。
楽しいことを言えば、フェスタ特有のお祭り感がやっぱり大好きです!
スタッフも参加者も、色々なコミュニティの色々な方々が集まってイベントが成り立っている感じは、なんていうかこう年末の音楽番組っぽさがあって好きなんですよう。
あと、個人的には初のインストスタッフでした。
初対面の方々のボードゲームとの出会いをナビゲートするという役割は、やはり素敵というか、夢がありますね。疲れますけど・・・w
いい経験をさせていただきました。
今回はヒロさんイチオシゲームで卓を回していましたが、次の機会があるのであれば、自分のゲームを持ち込んで回せればなと思います。
終了後は中洲ギルドバーで打ち上げ。
スタッフの皆さんと今日の成功を祝いつつ、ヒロさん達や実行委員会の方々ともたくさん話をさせていただきました。
多くの人を集めて大きなイベントを回していくというのは、本当に大変というか、難しいことなのよね。
有意義な時間でした!
福岡のボードゲーム界隈が、これからもキャッチーでありますように!!
ヒロさんはじめ実行委員会の方々、スタッフの皆さん、出展者の皆さん、参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした!!
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