みなさんキャッチーですか。ぬんです。






ボードゲームを評するときに、よく「リプレイ性が高い」という言い回しが使われます。

分かりやすい表現に咀嚼すると、「何回遊んでも楽しい」ぐらいの意味よね。

最近だと、2016エッセンのスカウトアクションで1位を獲得した3作品(『オーディンの祝祭』『グレートウェスタントレイル』『ファーストクラス』)は、いずれもリプレイ性が高いと評されてるイメージです。


 





では、皆さんはご存知でしょうか。「リプレイ性が高い」の反対語を。








教えてやるぜ!






 「 ネ タ バ レ 厳 禁 」 だよ!





というわけで今夜は、世界規模でネタバレ厳禁!あのゲームをついにご紹介だ!







2~4人用
プレイ時間:90分

IMG_9629

『タイムストーリーズ』
ですよ。なんかこう、最新のお掃除家電でも入ってそうな外箱だ。

2015年の発売以降、世界中で話題となった協力型ゲーム。






このゲーム、冒頭で書いた通り「ネタバレ厳禁」です。

この記事に関しても、未プレイの方にも読んでいただけるように、なんか分かるような分からないような、雲の上でタップダンスをするような感じの記事に仕上げていきたいとは思っているのですが…



もしも『タイムストーリーズ』を未プレイで、プレイには差し障りがないようなどんな些細なことでも、もうとにかくあらゆる情報をシャットダウンしたいと言う方。当ブログでは一切責任取れません。
今すぐブラウザバックだ。

というかなんでこの記事を開いたのよあなたは。よかったら他の記事でも見ていきなさいよね!













BlogPaint
それではさっそく設定概略。



世界の破滅的な変化を防ぐために、過去や未来の一定の期間を何度もループし、時の歪みの発生を喰いとめる"THE T.I.M.E.機関"

漫画『ドラえもん』には、歴史の改変を取り締まる"タイムパトロール"という組織が登場しますが、"THE T.I.M.E.機関"は積極的に歴史にちょっかいを加えていくわけですから、ある意味対極にある存在ですね。


プレイヤーたちは、そんな"T.I.M.E.機関"に雇われます。新卒で。

『時かけ』もビックリなタイムリープを繰り返しながら、過去で未来で、様々なミッションに挑戦しましょう。
 


 








CyRmfJfUkAALAHj
様々なミッションと言いましたが、『タイムストーリーズ』本体に含まれるエピソードは1つだけ。

実は"シナリオ"と呼ばれる拡張が続々と発売されており、1シナリオに1エピソードが収録と、なかなか贅沢な作りになってます。












 








IMG_9691
さて、何故『タイムストーリーズ』シリーズがネタバレ厳禁と評されているのか。

それはこのシリーズが、謎解きをメイン処に据えたゲームだからです。




ループを繰り返しながら情報を集めて、真相に近づいていくタイプの謎もあれば、思いっきりパズルのような形で襲い掛かってくる謎もあります。



よく「謎解きクラスタとボードゲームクラスタは親和性が高い」みたいな言い方をされて、事実、オープン会に参加するようになってからは謎界隈の方と知り合う機会も多かったのですが…

謎解きをボードゲームの形に落とし込むとどうなるのか、その1つの答えがここにある
・・・かもしれません。



 








BlogPaint
個人的には、ネタバレ厳禁な理由のもう1つに、ストーリーのアツさと厚さを挙げたいですね。


シナリオ毎にジャンプする場所も時代も全然違うので、毎回全く異なる世界観が展開されるのですが…

どのシナリオもね、かなりいいっすよ。何も言えないからなんか頭悪い感じになるな。



本体収録のシナリオ+上にAmazonのリンクを貼った2つのシナリオの計3つを遊びましたが、うーん、『THE MARCY CASE』が一番好きだった。かも。ストーリー的には。


 










IMG_9638
最後に、未プレイの方向けに注意点を3つ程。



①ちゃんと順番通りに遊ぼう


可能な限り、本体シナリオ→拡張1『THE MARCY CASE』→拡張2『A Prophecy of Dragons』と、正しい順番で遊ぶことをオススメします。理由?言えねえな。


②細かいルールに対してどう対処するかを決めておこう


このゲーム、ルールやカードテキストがそこそこ不親切です。
不明瞭な部分も多く、せっかくの楽しいプレイなのに途方に暮れてしまう可能性も。
なので、分からないことが出てきたときにどうするかは決めておいた方がいいかと思います。
既プレイの方がガイドをしてくれれば理想的なのですが、私たちはBGGの公式FAQを参照していました。


③最高のメンバーで遊ぼう

 
ゲームの中ではタイムリープが許されても、現実にたらればは無いんだぜ。
『パンデミック:レガシー』なんかでもそうですが、各シナリオは、一度しか味わえない大切な冒険です。 
悔いの残らないように、考え得る限りのベストなメンバーで遊びましょう。
ちなみに、『パンレガ』は2人でも十分楽しめたのですが、『タイムストーリーズ』は絶対4人が良いと思います。



 









BlogPaint
というわけで、『タイムストーリーズ』のご紹介でした!

記憶失くしてもっかい遊びたいなあ…追加の拡張シナリオにも期待です。