みなさんキャッチーですか。ぬんです。





あ・む【編む】

①糸・竹・針金または髪などを打ち違えて組む。 「草で筵(むしろ)を―」
②多くの材料を集めて本を作る。編集する。 「句集を―」 
③計画を組み立てる。編成する。 「日程表を―・む」

コトバンクより引用) 


素敵な言葉よね。"編む"。私の座右の銘です(大嘘)





日本語学やそれに近しい分野には全く明るくないので適当言うんですけど、”糸””言葉”って日本語的にすごく相性よくないですか。


”言葉を紡ぐ”
ですとか、うーんちょっと苦しいけど”言葉を切る”とかもどうだろう、”言葉”を”糸”に見立てたっぽい言い回しって、日本人の胸にストンと落ちる何かがあると思うのですよ。



今にも切れてしまいそうな程細く、どこまで行っても端が見つからない。

そんな”糸”の様子に、”言葉”というものの儚さと尊さを重ねる…と。


ほらほら、なんだか侘びとか寂びとかの匂いがしてきませんか。

あなたの中の大和魂(と書いてジャポニズムと読む)が目を覚ましたりしませんか。





さて、みなさんが日々忘れがちな”和”の心を取り戻したところで、今日は本物の”糸””言葉”を編んでいく、こんな雅なゲームのご紹介だ。




2~8人用
プレイ時間:15分

IMG_0769

『ニット・ウィット』
です。『パンデミック』シリーズでお馴染みマット・リーコック作。

とにかくコンポーネントがどこまでもキャッチーなのですが、その辺は先日書いた開封記事をご参照いただくことにしまして、今日は肝心のゲーム内容を紐解いていきましょう。糸だけに(上手い)












IMG_0768
さて、”言葉を編む”とか言うてるぐらいですし、ゲーム内容的にはめちゃくちゃ文系寄りなのでちょっと申し訳ないのですが、まずは数学の授業でお馴染みのベン図の話から入りたいと思います。








みなさん覚えてますかベン図

bennzu


これよこれ。


なんか色んな人やモノが集まっている時に、条件に応じてグループ分けしちゃおうぜという代物です。








例えばサザエさん一家に集まってもらいまして。

BlogPaint






Aの条件を”男性である”、Bの条件を”成人している”とすると…




BlogPaint




こんな感じ。


男性であって成人もしている波平さんとマスオさんは、Aの円とBの円が重なるエリアに入ります。

女性ですが成人はしているフネさんとサザエさんは、Bの円の内側の、Aの円と重ならない部分に入りますね。

未成年の女の子であるワカメちゃんは、どちらの円にも入れません。

じゃあタマはどこに入るんですかみたいな話はさておき。













IMG_0778
『ニット・ウィット』は、ざっくり言えば糸を使ってこのベン図を描いていくゲームです。


輪になった糸をポンポンと配置していくのですが、それぞれの糸に条件が付けられていくわけですよ。

「ランドセルより大きい」
とか「黄色い」とか「神秘的」とか。

それと同時に、ベン図の中の適当なエリアに、1~8までの番号が振られた糸巻が配置されていきます。











IMG_0783
さてベン図が完成したらいよいよ本番。

よーいどんで、それぞれの糸巻が置かれているエリアに当てはまる単語を1つずつ書いていきます。

例えば「青い」「黄色い」「生きている」という3つの糸がかけられている糸巻だと、「パンジー」とか「ペンギン」とか書く感じ。











IMG_0763
1番から8番まで、全て1つずつ単語を書き終わった、或いは「もうこれ以上単語が思いつかない…」という場合は、中央に4つ置かれたこのボーナスボタンを1つ取ります。

ボタンはそれぞれ穴が4つ、3つ、2つ、1つ空いており、ゲーム終了時に穴の数が追加の得点になるわよ!

早く書き終われば書き終わるほど得っちゅうこっちゃね。



最後の1つのボタンが取られたら、まだ書いてる途中であっても、全員ペンを置かなければなりません。












IMG_0785
そして得点計算。


「まずは1番の糸巻から!○○さんなんて書きましたか~」みたいな感じで、答えを発表していきます。

きちんと書けてたら、その糸巻を囲っていた糸の数(=条件の数)が得点になるぞ。






しかし、中にはどうも怪しい単語が書かれている場合もあるでしょう。「遅い」と「やわらかい」で「風船」…?みたいな。

怪しいなと思ったら、回答を書いたプレイヤーを指差し、高らかにこう言いましょう。

「ニット・ウィット!」




ニット・ウィットされたプレイヤーには10秒間の猶予が与えられ、自分が書いた単語が全ての条件を満たしていることをこじつける説明することができます。


これはね~~性格が出るところですね。

強引に丸め込むのが上手かったり、完全にあたふたしちゃったり。面白いです。

弁解タイムの後、単語を書いたプレイヤー以外でその単語を認めるか、認めないかを投票。過半数のOKが出れば得点が入りますが、NGの方が多ければ0点となります。





また、1つの糸巻について同じ単語を書いちゃったプレイヤーが2人以上いた場合、その単語の点数は0点になってしまいます。

独自性があるけど、皆に認めてもらえる単語を書かねばならんということですね。









IMG_0781
1番から8番まで全ての糸巻の判定と得点計算を終えたら、ボーナスボタンの点数を加えて、最も点数の高いプレイヤーの勝利です。













IMG_0862
ルール説明おしまい!プレイ記いっくよー!

1月のボドゲラボ
に持ち込んで、まるさん、ゾメスさん、みかんさん、ちーさん、ちーさんの甥っ子くん、みすゞさん、ぽよ、ぬんの8人で遊びました。









BlogPaint
出来上がったベン図はこんな感じ。











BlogPaint
1番の糸巻の条件は「固い」「幸福」。「ダイヤモンド」、「硬貨」といった回答が飛び出す中、


ゾメスさん「家族のきずな」

一同「おお~」




カッコいいっす。










BlogPaint
4番の「固い」「黄色」


ぽよ「液体窒素で凍ったバナナ~~」

ぬん「う~~~~ん微妙じゃね???」

まる「あ、私も冷凍バナナ」

ぽよ「じゃあ0点ね(´・ω・`)」

ぬん「そこ被るんか…」

ちー「ピーポくん」

一同「ピーポくん!?!?!?」



楽しい。









BlogPaint
6番は、「固い」「早い」「濡れた」




…ん?



固い……?早い……?濡れた……?(最低)




場に緊張が走ります。だってプレイヤーには、ちーちゃんの甥っ子さん(10さい)がいらっしゃるのよ!?


「南無三…!」って感じでしたが、みんなちゃんと「水上飛行機」とか「クルーザー」とか書いてて安心しました♨

空欄の方が3名いらっしゃったのですが、多分君たち書いててもバッティングしてるから0点やで…












BlogPaint
最後、8番は「赤い」「幸福」


ぬん「あまおう」


一同「おお~」

まる「バラの花束」


一同「おお~!!」

ゾメスさん「国民の祝日」

全員「お!?おお~!!!!!!」





もう大喜利状態よ。

ゾメスさん曰く、「うまいこと言うことだけ考えてた」そうです。カッコいい。











IMG_0868
そんなこんなで得点計算も終わり。勝者は15点を叩き出したまるさんでした!















IMG_0867
素敵なゲームね!決してコンポーネントだけのゲームじゃないです。


ワードのセレクトにも言い訳にもプレイヤーの人間性が感じられて、なんだかほっこりしちゃいます。

友達と遊んでも初めましての人と遊んでも、それぞれの面白さがありそうだ。



あとはね~~お酒とか飲みながら遊んでも楽しそうね。

「濡れた」とか「ねばねば」みたいな条件が1つ入るだけでもう大騒ぎよ(最低)













IMG_0742
というわけで『ニット・ウィット』のご紹介でした!

オープン会の新定番になるといいわね~~