みなさんキャッチーですか。ぬんです。







”違和感の美”ってあるじゃないですか。

いきなり何だこいつみたいな顔するのやめてください。




砂漠に咲く一輪の花とかさ、真昼の月とかさ、のび太君の100点満点とかさ、そっち系よ。


そこにないはずのものがある不思議さっていうか、情景・背景と物とのミスマッチというのは、どうも人の心に訴えかける何かがあるようです。




さて、今日はそんな”違和感の美”を内包した、こんなゲームのご紹介です。






2~6人用
プレイ時間:30分




『トランスアメリカ』
です。

かねてより名前は聞き及んでいたのですが未プレイでしたので、1月のボドゲラボにて遊ばせていただきました。









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さて、このゲームがどんな違和感を孕んでいるかって話なんですけど。



『トランスアメリカ』は鉄道ゲーです。

アメリカにどんどん線路を敷いていって、自分の目的カードに書かれた5つの都市全てを線路で結ぶことを目指します。









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「なんだよスタンダードな鉄道ゲーじゃん」と言わんばかりのそこの君!あと5スクロールぐらいでいいから付き合ってくれ!





















『トランスアメリカ』はですね、





















鉄道ゲーなのに


















めっちゃ軽いんですよ。






まあ記事のタイトルに書いてあるんですけどね。









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古今東西津々浦々、様々な鉄道ゲーが人気を博してきました。

『チケライ』好き!

『ロシアンレールロード』?面白い!

『18××』シリーズ?奥深そう!

『ファーストクラス』
に『レイルロードレボリューション』に『グレートウェスタントレイル』どれも楽しい!






だけどもだけどですよ。

線路を地道に延ばしていき、少しずつ、でも着実に得られるものが増えていくという展開が多い鉄道ゲーにおいては、どうもプレイ時間が長くなりがちな傾向があるわけですよ。

恐らく最もメジャーな鉄道モノであろう『チケライ』ですら、普通に遊べば1時間じゃ終わらないんじゃないかな。













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そこでこの『トランスアメリカ』ですよ。












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ターンにやることは、自分のスタート地点から繋がるように線路を2本引くだけ。

ただし、山や川等、線路を通すのが困難そうな地形には、線路を1本敷くのに1ターン費やしちゃいます。












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ちゃきちゃきと線路を延ばしていき、誰かが5枚の目的カードを全て達成するとゲームが一旦打ち切りになるのですが、多分普通にやれば10分もかからずにこの状態になります。


『ごきぶりポーカー』
ですら公称プレイ時間20分やぞ…










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しかも一度盤面に敷かれた線路を全てリセットして、2回戦まで始めちゃう始末。




得点は減点方式です。目的カードを5枚とも達成した本人は0点。

その他のプレイヤーは、達成できなかった目的カードを全て達成するために必要な線路の本数がマイナス点になります。








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マイナス点が増えると、自分の列車が崖に近づいていくという謎設定。













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盤面をリセットしながらこれをどんどん繰り返し、誰かの列車が崖から落ちたらゲーム終了。

その時点で、崖から最も遠いプレイヤーの勝利です。


ボドゲラボで遊んだ際は2回戦終了時に脱落者が出たため、本当に20分かそこらで終わってしまいました。















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さて、この短いプレイ時間を実現するための鍵であり、また余りにシンプルなこのゲームを盛り上げる役目を果たしているのが、『トランスアメリカ』最大のキャッチーポイント・”相乗り”です。
















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ゲーム中、延ばしていた線路が他のプレイヤーの線路と繋がっちゃうことがあります。

一度繋がっちゃうと、ラウンド終了時まで2人は全ての線路を共有します。まさに運命共同体











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もちろん複数人の線路繋がれば、その全員で線路を共有します。

黒コマ怒りのソロ活動。












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持っている5枚の目的カードは、アメリカ全土に万遍なく散らばるようにできています。

なので、相乗りしなければ勝ちはないっていうか、最終的には全プレイヤーで線路を共有することになりがちなのですが…


繋げるタイミング
、これがまた悩ましい。











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「あなたと合体したい…」とか言いながら、序盤から誰かと繋がっておけば、早い段階から広いエリアを開拓できます。

一方で、大きく東西に分かたれていた路線をポッと繋げた2、3ターン後に、誰かが5枚目を達成しちゃうパターンも多いです。











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まあ運、と言うか目的カードの取り合わせ次第なところも正直あるのですが…



ちゃんと線路を敷かせるタイプの鉄道ゲーで、

こんなに気軽にワーキャーできて、

しかも30分もかからずに終わるって、

これをキャッチーと呼ばずになんて呼ぶのよって感じで、ぬん的にはかなりお気にでした。














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というわけで、『トランスアメリカ』のご紹介でした!

追加ルールや拡張もあるっぽいので、機会があれば遊んでみたいです。