みなさんキャッチーですか。ぬんです。








みなさんは公務員どうですか公務員


世間的にはどうしてもお堅いイメージがありますが、規則・規律に縛られた中で仕事をするのって、却って柔軟さやしたたかさが要る気がするのよね。

その反動なのか何なのかは分かりませんが、ぬんの友人の公務員たちは、揃いも揃っておてんばです。




さて今日は、公務員をテーマにしたこんなゲームの紹介だ。









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『ad acta』
です。2~4人用、45~60分。










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こいつとの出会いは、ゲムマ2016秋で中古品を売っていた焼き鮭定食さんのブースでした。

箱がなんかこう、銘菓って感じの作り。








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薄い紙のカバーがかかっていて、その中身の箱もこれまたチープな紙製。









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「中見てもいいです?」と尋ねて開けてみると、なんとボードまで紙製ときたもんだ。








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さらに、他のコンポーネントと比べてやけに出来のいい印鑑コマや、大量のクリップ達が脇を固めます。






あ、あまりにうさん臭すぎる…。買います…。

 










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そんなこんなで我が家にやってきた『ad acta』、中身はと言えば、公務員になって書類を決裁するゲームです。もうどこからツッコめばよいやら。









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システム的には、2002年という発売年を感じさせる、由緒正しきアクションポイント制です。

自分のターンには3APが与えられ、自分の受信箱に入っている書類を決裁したり、他のプレイヤーの受信箱に入っている書類を決裁してもらったりします。







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決裁された書類は、クリップがちょいと留められて、送信箱に置かれます。可愛い。










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全プレイヤーがターンを終えたら、全てのプレイヤーの送信箱にある書類がカートに集められます。


まだ決裁が必要な書類は、次にお伺いを立てるべき部署の受信箱へ。

必要なすべての部署の決裁をもらった書類は、ゲームボード中央のキャビネットに収納されます。










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キャビネットは全部で6つ。それぞれのキャビネットには2~4件の書類が収納されます。

キャビネットが1つ埋まる度に、得点計算タイム。








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各プレイヤーが持っている書類はA~Gまで全7枚あるのですが、どのキャビネットに入るかによって得られる点数が変わります。

Bの書類は、Ⅰ番のキャビネットに入ると7点ですが、Ⅳ番のキャビネットに入ると1点にしかなりません。











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いずれかのプレイヤーが36点以上を獲得するか、全てのキャビネットが埋まるとゲーム終了。

この時点で決裁されていない自分の書類はシュレッダーにかけられ、1枚マイナス1点になります。ひえー。




 






さて、ざーっとルールをさらったところで、『ad acta』のキャッチーポイントを(見た目以外に)2つ程紹介しましょう。









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キャッチーポイントその1!公務員感がすごい!

「何言ってんだこいつ」みたいな顔するのやめてください。










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これちょっとデザイナーの悪意を感じるところでもあるんですけど、ルールがめちゃくちゃお堅くて、全然融通利かないんですよ。


書類を決裁する際は、受信箱の1番上の書類しか決裁することができません。もちろん受信箱の書類の順番を入れ替えるのも不可。

送信箱に新しい書類が置かれるときも、必ず山の一番上に置かれます。



送信箱から書類の回収→再配布、これもきっちりしてます。

スタートプレイヤーから時計回りに、送信箱にあるすべての書類を手に取り、順番を変えずにカートに置きます。

その後、カートに置かれているすべての書類を手に取り、上から順番に次の部署に送るなり、キャビネットに収納するなりされます。



「お役所仕事」
という言葉をそのままルールに落とし込んだような形だ。






あ、やめて!全国の公務員の皆さん石を投げないで!


もちろん実際の公務員の皆さんがこんなにお堅くないってのは重々分かってるのですが…

この若干のブラックユーモア感というか、皮肉っぽさがね、いいよね(最低)


あ、やめて!全国の公務員の皆さん石を投げないで!










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加えて、このどの書類がどの順番で処理されるかを計算しなきゃいけない感は、『ad acta』というゲームを形作る大切な要素になっています。

『6ニムト』みたいな、この枠に入りたい入りたくない的な折衝が楽しめるようになってるわけです。


フレイバーと実益を兼ねてるこのシステムが、なんて言うか、尖ってていいなあと思うのですよ。













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キャッチーポイントその2!アクションカードがアツい!


各プレイヤーには、4種類のアクションカードが1枚ずつ与えられます。

さらに拡張ルールでは、8種類の追加のアクションカードが2枚ずつ配られるぞ。



このアクションカード、自分のターンに2APを消費することで使えるのですが、もうね、めちゃ強。

各カードはゲーム中1回ずつしか使えないので、どのカードをどのタイミングで切るのか、この駆け引きがアツいです。









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ただ、配られたアクションカードは、自分の前に全て表向きにして置いておきます。使ったら裏返す感じね。


実は『ad acta』、このアクションカードも含めて、セットアップが終わってしまえば運が絡む要素が一切ないんですよね。

かなり(狭義の)アブストラクトみが強いです。




個人的な話をすれば、アクションカードの種類数はそのままに、プレイヤーにランダムで配って手札として持っておいたり、APを払えば追加でアクションカードが引けたり、みたいなデザインの方が好みだったりします。それもうほぼ『トーレス』じゃん。



でも、「この書類決裁したい!でもアイツあのカード持ってるじゃん!なんでや!」みたいなのっぴきならなさは、アクションカードがオープンであるが故ですね。これはこれで好きよ。
 




 







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というわけで、『ad acta』のご紹介でした!

興味のある方はいっしょにお役所仕事しましょう~~


あ、やめて!全国の公務員の皆さん石を投げないで!