みなさんキャッチーですか。ぬんです。









HAKOE BEST HIT 100 ~"箱絵"という名の魔法にかかったみたい~



という、好きな箱絵を紹介する記事を書くことを長年の夢としてるのですが…

一知半解、用管窺天の呉下阿蒙、まだまだ知識も経験もやる気も足りず、なかなか実現に至りません。呉下阿蒙はちょっとニュアンス違うか。





しかし遠い将来、研鑽を積んだ私が十二分な見聞を引っ提げて、『HAKOE BEST HIT 100 ~"箱絵"という名の魔法にかかったみたい~』の執筆に取り掛かるその日が来たならば、是非とも"COOLな箱絵部門"にコイツをノミネートさせたいね。





今日はそんなボドゲのご紹介です。テキトーな文章書くの本当大好きだ。






カヴァート 欧州潜入捜査官 Covert
ディアシュピール
2~4人用
45~90分

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というわけで、『COVERT』です。箱絵COOLじゃない?そうでもない?



「これタイトルなんて読むの」と言われると、それこそ一知半解、用管窺天の呉下阿蒙であるところの私は、「ん~~…コ、コヴェルト?」とか言っちゃいそうなんですけど、どうやら『カヴァート』が正解の様子。









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どういう意味だろうと思っておググり申し上げますと、諜報活動隠密作戦みたいなのを"Covert Action"って呼んだりするみたいですね。

フレイバー的に冷戦期っぽい雰囲気なんですけど明記はされてないですし、とりあえず優秀なスパイとしてヨーロッパをウロウロするゲームってことでここはひとつ。












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スパイモノと言うと捻くれたシステムを想像しがちですが、土台はシンプルなセットコレクション。

「この都市に自分のスパイ駒がいる状態で、このアイテムを消費してネ」
みたいな感じの目的カードを6枚達成することを目指します。










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で、スパイ駒を動かしたり、アイテムをゲットしたりするために何をするかと言えば、ワーカープレイスメントならぬワーカーリムーブメントならぬダイスリムーブメントですよ。



ラウンドの頭に、自分のプレイヤーカラーの6面ダイスを5つ振ります。


これらのダイスをスタートプレイヤーから時計回りで、①自分のスパイ駒を動かす、②目的カードをゲットする、③アイテムカードをゲットする、④目的カードを達成する、という4種類のアクションスペースのうち、好きなところに置いていきましょう。


ダイスを置いた時点ではまだアクションは実行しないので、「将来このアクションしたいです~」っていう予約みたいな感じね。










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この時、各アクションスペースに対して同じ出目は1つしか置けず、さらに既にダイスが置かれているアクションスペースに関しては、置かれている出目の±1の出目しか置けない、というインタラクション製造機みたいなルールがあります。



他にも救済措置的にダイスが置ける場所があったりするのですが、その辺はカツッと割愛しまして。













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全プレイヤーがダイスの配置を終えたら、いよいよダイスのリムーブメント。

ダイスを1つ取り除いて、そのスペースに書かれたアクションを行う、というのを順繰り順繰りやっていくのですが、この時の手番順は、先のダイス配置フェイズで早抜けした順番。

特に終盤戦では、手番順が超大切になってきます。悩ましいね。












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そんなこんなで、誰かが6枚の目的カードを達成したらゲーム終了トリガーが引かれます。

追加でちょっとごちゃごちゃあって、主に目的カードから得られる点数の合計が、最も高いプレイヤーの勝利。











というのがざっくりとした流れなのですが、このゲームを象徴するキャッチーなルールがあと3つあるのでご紹介だ。














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…おや?










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メインボードの端っこの方に、なんだかデジタルな感じのエリアが。












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キャッチールールその1なのですが、実はこの『COVERT』、ダイス配置フェイズダイスリムーブフェイズの間に、暗号解読フェイズが挟まります。


各プレイヤーが隣り合うタイルを一度だけ入れ替えて…











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手元に持ってる暗号カードに書かれた3ケタの数字を作ることを目指します。

暗号解読できたらアイテムになるわよ。





いや、スパイ感醸したかったのも、追加の要素を入れたかったのも分かるんだけど、正直この部分だけ他のルールからなんとなーく浮いちゃってる雰囲気があるのよね。


でもですね、あんだけCOOLな箱絵しときながら、微妙にカッコつけ損なってるこの感じ、ちょっと可愛くないですか。


紳士キャラだけど押しに弱い、みたいな。無愛想だけど甘いものが好き、みたいな。




というわけでなんだか無駄にときめいてしまったぬんなのであった。なんだそりゃ。














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キャッチールールその2は、達成した目的カードについてるおまけ


アイコンがついている目的カードを達成すると、以降別の目的カードを達成するときに、アイコンに書かれたアイテムも持ってることにしてよかったり、アイコンで示された地域にスパイ駒がいることにしてよかったりします。











あわあ無題
アレですな、『宝石の煌き』とかでお馴染みの嬉しいお買い得システム。主婦のハートを鷲づかみです。

ただ、アイコンが付いてる目的カードはその分点数がちょっと低い…みたいな悩みどころもあったりなかったり。














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キャッチールールその3は、キャラクターカード


ゲーム開始時にプレイヤーに1枚ずつ配られて、固有の特殊能力を持ってるタイプのアレです。

『マルコポーロの旅路』程テンション高めの能力ではないですが、ルールはブレイクしてもゲームバランスはブレイクしない、その男気に惚れました。












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そんなキャッチールールが満載の『COVERT』、"COOLな箱絵のCUTEなアイツ"って感じで、なかなか好印象です。(アツいタイトル回収)


プレイ感は見た目ほどゲーマーズゲーマーズしてないので、気になった方はちょいと手を出してみてごらんなさいな。

2人プレイも楽しいぞよ。














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というわけで『COVERT』のご紹介でした!




スパイと言えば、小学生の頃『スパイキッズ』っていう映画が大好きでした。



「えー!!!パパとママってスパイだったの!!」

「しかもなんかピンチらしいぞ!!」

「助けに行くか!!」

「うん!!」


って感じで、小学生ぐらい?のお姉ちゃんと弟くんが、両親の超ハイテクなスパイグッズを駆使して敵と戦う物語。


DVDを買ってもらって何回も観たはずなんだけれど、内容ほぼ覚えてないな…今度レンタルしてみよう。


スパイキッズ (字幕版)
アントニオ・バンデラス
2013-11-26