みなさんキャッチーですか。ぬんです。
『アルハンブラ』というボードゲームがあります。
2~6人用
プレイ時間:45~60分
ぬん@キャッチーでいてください。@be_catchyアルハンブラ。4種類あるお金でタイルを買って、自分だけのアルハンブラを作ろう。買い物してもお釣りがでないのが悩ましい。サクッと遊べる箱庭もので、なんかすごくほんわかしました。 https://t.co/6Lnb2A8J4Y
2016/09/07 23:39:38
かわいらしいタイルを手元にパチパチ配置して、自分だけのアルハンブラを作ろう!的な箱庭ものなのですが、
・お金が4種類あって、どのお金で買い物をするかによって手に入るタイルが変わる
・買い物をしてもお釣りが出ない
・反対に、お釣りが出ないように買い物ができるともう1手番できる
と、現代日本で暮らしている我々にとっては、少々刺激の強すぎる貨幣の仕組みがグッと来る一品です。
ゲーム中に3回起こる得点計算では、自分のアルハンブラに置かれているタイルを色別にカウント。
色ごとにレアリティが設定されていて、例えば安く手に入る水色のタイルだと、所持数が1位/2位/3位のプレイヤーにそれぞれ16点/8点/1点が入るのですが、高級な紫色のタイルだと、それが21点/13点/6点になりまっせ、みたいな。
安いタイルをかき集めるのか、高級なタイルに手を出すのか、これまた悩ましい。
そんなベリーにグッドでナイスなゲーム『アルハンブラ』が、なんとダイスゲームになっちゃいました♨
あの悩ましさが、一体どんな風に料理されているのでしょうか。ちょっと味見してみましょう。
2~6人用
プレイ時間:60分
というわけで、『アルハンブラ・ダイス』です。
本家『アルハンブラ』でお馴染みの6種類の建物たちが、一面ずつにあしらわれたダイス。が8個。
手番にはこれら全部をゴロっと振ります。
で、好きな数の出目を横に置いて、振りなおしができるぞ。
望むのであれば、さらにもう1回まで振りなおしが可能。
出目が確定したら、8個の出目の中から、今回記録する1種類の出目の個数を数えます。
んで、このボードで、
何色の建物を何回目のロールで何個出すことができたか、を管理しますよと。
これを全員が3回ずつ繰り返したら1ラウンド終了。
ラウンド終了時には、建物の色ごとに決算的なことが行われます。
基本的には、個数をたくさん揃えたプレイヤーの方が強いです。
で、同じ個数ならより少ない回数で揃えたプレイヤーの方が強い。
2回のロールで5個の出目を揃えるよりも、3回かけて7個の出目を揃える方が強いというわけですな。
ちなみに、3回振りなおして青い建物が2個出た!
でも青-2個-3回の記録スペースには既に他のプレイヤーのコマが!置けないじゃん!
みたいなことが起こった時は、それよりも1弱いスペースに自分の記録コマが置かれます。
頑張って出した青-2個-3回が、青-1個-1回にランクダウンしちゃうわけですな。悲しい。
さて、そのラウンド、各色の建物で1位を取ったプレイヤーは、以下のうち1つを選びます。
①その色の建物トラックで自分のコマを2マス進める
②その色の建物トラックで自分のコマを1マス進めて、その建物列に置かれたボーナスタイルをゲットする
その建物で2位のプレイヤーは、①②のうち1位が選ばなかった方をゲット。
建物トラックは、ラウンド毎にリセットされず、ゲームを通してずっと積算されていくぞ。
ボーナスタイルは、出目1個の代わりになったり、1回振り直しができたりと、かなり強いことが書いてあるお助けアイテム的なやつだ。
で、第1、第3、第5ラウンドの終わりに、各建物トラックでのコマの順位に応じて得点が入ります。
トラックでコマが重なっている場合は、下にある方が強い。先入り有利。
これを5ラウンド繰り返し、最も得点を稼いだプレイヤーの勝利!
本家のあのお買い物の悩ましさや、タイル配置の楽しさ・苦しさをすごく潔く投げ打ったこのシステム。
インストを受けた後「なるほどですね~~ところで『アルハンブラ』どこ行った?」と口に出すのはもはや様式美よね。
もうほぼ本家の面影どこへやら状態で、やることも全然別物なのだけれども、でも得点計算だけは『アルハンブラ感』を残そうとしてるのがいいなあ、とも思うのです。
苦しい状況に身を置くことになっても、取れるか分からない1位をもぎ取りにいかなきゃいけないこの感じな。
初めて『アルハンブラ』を遊んだあの夏の終わりの日のことを、私は否が応にも思い出さなきゃいけないわけですよダイスを振りながら。なんでや。
そしてこの『アルハンブラ・ダイス』、これ単体で遊べるのはもちろんですが、何やら本家『アルハンブラ』と混ぜても遊べるらしいのですよ!!
有名作品のダイスゲーム化、カードゲーム化は数多くありますが、この本家とコラボするパターン私はあんまり知らんぞ。好きな発想です。
というわけで、『アルハンブラ・ダイス』のご紹介でした!
本家を忘れて1つのゲームとして見ると、やらせることの割にプレイ時間長いわねという印象が強いかな♨
それでもダイス確保&振り直し系は、みんなでワイワイできて好きです。
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