みなさんキャッチーですか。ぬんです。
みなさんは宇宙どうですか宇宙。
…あれ?この書き出し方前もどっかでしたことある?
と思ったら、『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の紹介記事ですね。
ブログを続けていると、本題に入る前の枕を書くのにも一苦労です。
実際昨日もブログ書こうとしたんですけど、枕がうまいこと思いつかずに書くのやめたからね私。キマグレン。
あ、今あなた、「じゃあ枕なんか書かなきゃいいのに…」みたいな物憂げな顔したでしょ!!言いたいことはわかる!!!
でもなんかアレなんですよ。
「みなさんキャッチーですか。ぬんです。」の後に、「よしじゃあ今日はこんなゲームを…」って早速本題に入るのがちょっと気恥ずかしい。なんでや。
多分根本的なところで、私はボードゲームを紹介したいという気持ちと同じくらい、適当な文章を書くのを楽しみたいという気持ちがあるのだなと思うよ。
なんだこの裏話。もはや宇宙関係ないですね♨
さて、火のない所に枕を立てたところで、今日は宇宙をテーマにした、こんなゲームのご紹介です。
『ソラリス』です。
どうさこのかっこいいボード!
これだけでもうテンションは天にも昇る勢いですね。宇宙だけに。
ここは高性能なソーラーパネルを搭載した宇宙ステーション。
ソーラーエネルギーを貯めて、誰よりも早く必要量を地球に送ることを目指すぞ。
宇宙ステーションには6つの部屋があります。
各プレイヤーはそれぞれの部屋に、自分だけが、その部屋でだけ使える"エネルギー"を持ちます。
私はAの部屋に4エネルギー、Bの部屋に5エネルギー持ってるけど、あの子はAの部屋に3エネルギー、Bの部屋に7エネルギー持ってるわね、みたいな。
もう1つ、管理すべきリソースとして"カード"がござい。
各カードは、6つのうちいずれかの部屋を表すアイコンが描かれており、さらに紫・青・赤・緑のうちいずれかの色が割り振られています。
さてさて、若干ややこしいのだがゲームの流れ。
まずは、Aの部屋に太陽光が当たる。
太陽光が当たっているその部屋に、最も多くエネルギーを貯めている順に、各プレイヤーが1回ずつ手番を行います。
手番では、エネルギーを別の部屋に転送したり、カードを引いたりといったアクションの他、その部屋固有のアクションを行うことができます。
大体何をするにも、エネルギーかカードかが必要になって、エネルギーかカードかが補充される感じだ。
全員がAの部屋でのアクションを終えたら、太陽光が次のBの部屋に当たる。
で、今度はBの部屋にエネルギーを多く持っている順に、また1手番ずつ行っていく…という寸法。
この流れで、太陽光がぐるぐると各部屋を回っていきます。
6部屋目=Fの部屋でのアクションを全員が終えると、また太陽光はAの部屋に戻ってくる感じね。
全員がFの部屋でのアクションを終えた時、いずれかのプレイヤーが累計7エネルギー以上を地球に送っていたら、その時点でゲームが終了します。
で、最も多くのエネルギーを地球に送っていたプレイヤーが勝利。
複数人いた場合は、Fの部屋により多くのエネルギーを残していたプレイヤーの勝利です。
じゃあ地球にどうエネルギーを転送するのよって話。
①Dの部屋の個別アクションとして、ストックから紫・青・赤・緑のうち好きな色のロケット?キャノン砲?を取り、好きな部屋と地球とを繋ぐ
②Fの部屋の個別アクションとして、まずFの部屋のエネルギーを1消費して、
③さらに地球とロケットで繋がっている部屋のエネルギーを1消費、
④そして、地球とロケットで繋がっている部屋のアイコンを持ち、かつそのロケットの色を持つカードを1枚消費する
これでようやっと地球にエネルギーが1送れます。
まあ要するにめちゃ大変ってことなんだけど、特に④がハードル高いです。
逆に、カードとエネルギーさえ揃っていれば、同じロケットを何回も使ったり、複数のロケットを使ったりして、1ターンにいくつでもエネルギーを送ることが可能。
プレイ感。
まーとにかく分かりづらいです。
選択肢がとにかく多くて…多分最初の1,2周は、エネルギーとカードを効率よく増やしていける回し方を見つける感じになるんじゃないかな。
ただですね、7エネルギー送ったプレイヤーがいるとそのラウンドでゲーム終わっちゃうルール、こいつのおかげで終盤めちゃくちゃアツいです。
『カタン』や『ヴィティカルチャー』にも通ずる、
「あれ、これこのラウンドでゲーム終わるのでは…?」
的なアレ。
しかもですよ、これは好み分かれるところだと思うんですが、Eの部屋の固有アクションが、任意のプレイヤーの手札からカードを1枚ランダムで奪う、なんですよ。
Dの部屋で、「よし、このカードを使ってこの部屋からこのロケットを飛ばそう」と準備していても、Eで引っこ抜かれちゃったら終わりという。
どの1枚を引くかで、ゲームの勝敗がゴロッと変わっちゃうこの感じ。
そういうシステムがあることを踏まえて動くので、個人的にはそこまで嫌な感じはしなかったっていうかむしろ楽しかったのですが、これもまた、『カタン』や『ヴィティカルチャー』に通ずる部分か。
基本的に、胸がドキドキするゲームはいいゲームだっていう頭の悪そうな基準が私の中にあって、だから『ソラリス』はすごくいいゲームでした。
前半の複雑さにうんうん唸って、後半の手に汗握る展開にドキドキ。
これだからボードゲームはやめられません。
そしてなんと!このゲームいわゆる可変式ボードってやつなんですな!
Fの部屋が最後になるのは常に変わりませんが、A~Eの部屋は好きに並べ替えが可能とのこと。
遊ばせていただいた時は初プレイ時向けセッティングだったそうですが、これはちょっと入れ替えるだけでもプレイ感ゴロっと変わりそうだぞ。
機会があれば、違うボードでも遊んでみたいです。
というわけで、『ソラリス』のご紹介でした!
感想戦もこれでもかってぐらい盛り上がって、大満足のひとときだったよ。
コメント