みなさんキャッチーですか。ぬんです。

















2017年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作、発表されましたね~~




年間ゲーム大賞(SdJ)ノミネート

・キングドミノ
・マジックメイズ
・Wettlauf nach El Dorado



年間エキスパートゲーム大賞(KdJ)ノミネート

・EXIT:THE GAME
・Raiders of the North Sea
・テラフォーミングマーズ



年間キッズゲーム大賞ノミネート

・Captain Silver
・Der Mysteriose Wald
・アイスクール





ふむう。

SdJは『キングドミノ』、KdJは『ファーストクラス』がなんか納まりよくない???、とか思ってたのですが、『ファーストクラス』はKdJノミネートどころか推薦リストにすら入ってませんでしたね…

『テラフォーミングマーズ』も『EXIT』も完全に想定外だったし、私には予想屋はとてもじゃないけど無理そうだ。


あと、個人的には『Fabled Fruit』がSdJ推薦リスト入り果たしてて、なんか嬉しかったです。とても素敵なゲームなのよ。









もちろん、面白いゲームかどうか、いいゲームかどうかなんて賞で決まるものではないし、私は私の中で勝手に年間キャッチーゲーム大賞(CdJ)決めてればいいじゃんねって話ではあるのですが…

それでも、界隈全体がざわざわとなって、色んなところで議論に花咲くこの雰囲気が、私は割と好きです。お祭り。











さーて、HOTな話題はブログのネタにももってこい!

ということで、今日はSdJノミネート作品から、こんなタイトルをご紹介だ。














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『マジックメイズ』
です。

1~8人用、15分、8歳以上。




ゲームマーケット2017春
にて、HEMZ UNIVERSAL GAMESさんより発売の日本語版を購入しました。














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装備品を根こそぎ奪われてしまった4人のヒーロー達。

このままじゃ次の冒険に出かけられないよ!

そうだ!ショッピングモールから必要なアイテム盗んだろ♨




ということで、ヒーロー達を操作して、アイテムを盗み、ショッピングモールから逃走することを目指す協力型ゲームです。ヒーローとは一体何なのか。















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セットアップ後はこんな感じ。

マス目の描かれた正方形のタイルの上に、4人のヒーローを表す駒が乗っています。









じゃあ早速アイテムを探しに行こうぜ!って話になるのですが…

先にこのゲームの特徴をちゃちゃっとお話ししちゃいますね。










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まずこのゲーム、ターンという概念がありませんいわゆるリアルタイムゲームってやつですな。


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砂時計の砂が落ちきるまでに、アイテムを見つけてモールから脱出しなければなりません。

うかうかしている暇なんかないぞ。








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さらに、1人のプレイヤーが1個のヒーロー駒を動かすのではありません。

「駒を西に動かす」
役のプレイヤーや、「タイルを新しくめくって置く」役のプレイヤー等、1人1人が異なるアクションを担当します。

クリアのためには、プレイヤー同士の連携が絶対条件だ。











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なのに、会話は一切禁止。

さらに、ジェスチャーやボディランゲージの類はもちろん、音を立てたり、サインを送ったり、何かを指さしたりすることすら禁止されています。




ルール上認められているコミュニケーションの手段は、以下の2つだけです。


①他のプレイヤーをじっと見つめる。

②アクションを実行してほしいプレイヤーの前に、"「気づいて!」トークン"を置く。
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う~~んままならない。















ではでは、プレイヤーが担当することになる、アクションを見ていきましょうか。全部で7種類です。






①「駒を北に動かす」
②「駒を西に動かす」
③「駒を東に動かす」
④「駒を南に動かす」

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もう7個中4個も終わっちゃったぜ♨

どのヒーロー駒を動かしてもOKですが、動かせる方向は自分が担当する方向のみ。

これには例外なんてなくて、例えば「動かさなくてもいい駒を東に動かしちゃった」って場合には、駒を西に動かせるプレイヤーに戻してもらうしかありません。世知辛ぇ。


壁を乗り越えることができないのはもちろん、他のヒーロー駒のいるマスに入ったり、他のヒーロー駒を飛び越えたりすることもできません。














⑤「駒をエスカレーターで移動させる」


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エスカレーターの描かれたマスにいる駒を、エスカレーターの先まで連れて行くことができるぞ。














⑥「駒をワープさせる」


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今までの細々した移動手段はなんだったのか
と言いたくなってしまうまさかの超能力。

どこからでも好きなヒーロー駒を取って、同じ色のワープマスへとワープさせることができます。














⑦「探索する(=タイルを新しくめくって置く)」

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①~⑥を駆使して、ヒーロー駒がその駒と同じ色の虫眼鏡マスにやってくると、このプレイヤーの出番です。






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新たなタイルを1枚引いて、







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虫眼鏡マスの先にどーんと置きます。

詳細は割愛しますが、置く向きもちゃんと決められてるぞ。



















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さてさて、これら7つの能力を使って、どんどん行動範囲を広くしていくと…














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見つけた!アイテムマスだ!
ここに盗みたいアイテムがあるんや!








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4つのヒーロー駒すべてが、自分の色のアイテムマスに入っている状態を作る。


これが、『マジックメイズ』1段階目の目的です。






で、この状態が作られると、ヒーロー達は自動的にアイテムを盗みます。


鳴り響く警報。混乱する群衆。

私たちはまだ彼らをヒーローと呼んでもよいのだろうか。

















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ゲームは次の段階へ移行するぞ!!

盗んだら後はずらかるだけ!!ということで、各ヒーロー駒を、同じ色の脱出マスへと連れていきます







た・だ・し!


警報が鳴り響く今!目立つ行動は許されない!





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というわけで、以降ワープが使えなくなります♨

徒歩とエスカレーターで逃げてね。















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おーっと、逃げる途中に見つけたこのマークはなんだ???



これは砂時計マス

ヒーロー駒が砂時計マスに入ると、なんと砂時計をひっくり返すことができるぞ!制限時間延ばせるね!



さらに、砂時計をひっくり返すたびに、誰かが次のアクションをするまでの間だけ、プレイヤー達は会話を行うことができます。

もちろん、会話している間も砂時計の砂はほろほろ落ちていくから注意だ。

誰か1人でもアクションを行うと、再びディスコミュニケーション状態に戻ります。


また、1つの砂時計マスはゲーム中に一度しか使えません。













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砂時計の砂が落ちきるまでに、すべてのヒーロー駒を対応する脱出マスへと移動させることができれば、プレイヤーの勝利です!

これで安心して冒険が続けられますね!めでたしめでたし!
















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①リアルタイム、②アクションを担当、③ディスコミュニケーション
という3要素がきれいに絡み合っててめちゃくちゃキャッチーなのですが、肝はやっぱりディスコミュニケーションの部分かしら。


みんながわたわたとボードに手を伸ばしあっているのに、誰も一言も喋っていない
というこのシュールさよ!この空気感よ!












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あと、ノミネートされたからこんなことを書くわけでもないのですが、気づいてほしいのだけれど気づいてもらえないこのもどかしさは、2013年のドイツ年間ゲーム大賞作品・『花火』を彷彿とさせます。







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『花火』は、自分の手札を自分だけが見ることができない状態で進む協力型ゲーム。

「このカードを出してほしい」
という意図を、カードに書かれた色か数字のどちらかを伝えて表現するわけですが、そうは問屋が卸さない、みたいな作品です。





一方『マジックメイズ』も、「紫色の駒であっちの探索しにいきたいね~~でも通路が狭いから、その緑色の駒を1回どかして紫色の駒を通そうか」みたいな話を、自分のアクションと「気づいて!」トークンだけで表現しなきゃいけないわけですよ。

なんかもう、くう~~~~ww伝わってくれ~~~~wwwって感じ。















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でも、その辺を乗り越えた時の気持ち良さもこれまた乙だ。

オススメは入り組んだ道を進むとき!A君が左に動かしてB君が上に2歩動かして、C君が右に1歩動かして、またB君が上に2歩動かして…みたいなのがサクサクサク~~っと進む団結感!


クリアした瞬間、全員で「やった~~!!」と叫ぶ快感も、ディスコミュニケーションが為せる技よね。






チュートリアルシナリオが7本に、チャレンジングシナリオが10本と繰り返し遊べる作りになっているので、固定メンバーでショッピングモールを次々に襲ってみるのもいいぞ!

















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というわけで、『マジックメイズ』のご紹介でした!

果たして、大賞受賞という花火を打ち上げることができるのでしょうか!
楽しみです!