みなさんキャッチーですか。ぬんです。
















みなさんは大箱どうですか大箱



いいですよね、大きい箱のゲーム。


見ててワクワクする!

夢とロマンが詰まってる感じがする!

買うと「ボードゲーム買ったな~~」って気持ちになる!

値段が高い!

場所を取る!


たまにタイル抜いたら(或いはタイル抜かずとも)中身スカスカのパターンがある!



いいこと尽くめです。











ですけどもですけども、小箱にもね、小箱の良さがありますよ。



持ち運びに便利で、空いた時間にさっと取り出して、それで場が盛り上がったりしたら超カッコいい。


どこに行くにも、鞄に絶対1つは小箱を忍ばせるようにしている
、っていうボードゲーマーの方、そんなに少なくないんじゃないでしょうか。少ないのかな。


そして、友人たちと集まった時なんかにさっと取り出そうとしてみるものの、なかなかタイミングが掴めず、結局遊べないまま家路につく、なんて方も少なくないんじゃないでしょうか。これは本当に少なくなさそうだな。









さて今日は、最近遊ばせていただいてキャッキャ言いながら盛り上がった、こんな小箱ゲームのご紹介だぞ。











3~8人用
プレイ時間:15分

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『フッチカート』です。

パッケージが緑、タイトルがFから始まると言えば、作者はもちろんフリードマン・フリーゼ。
















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まずはカード構成かな。

"2"から"20"までのカードがあって、大きい数字ほど枚数が少ない、みたいな感じです。


例えば、全90枚中"2"のカードは16枚あるのですが、数字が上がるにつれて徐々に枚数が減っていき、"12"~"14"は3枚ずつ、"16"~"20"は1枚ずつしかありません。

逆『ペアーズ』のざっとしたやつ、みたいな。違うか。














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これをよくシャッフルして、各プレイヤーに6枚ずつ(プレイ人数によっては5枚ずつ)配ると。


『フッチカート』は、この配られた手札を、誰よりも早く0枚に減らすことを目的とするゲームです。













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自分のターンには、手札から好きなカードを1枚、自分の前に出します。これで手番終了。

自分の次のターンが来るまでに、このカードが自分の前に残っているか否か、ここがポイントだ。














時計回りに次のプレイヤーの手番。



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自分が出したカードより数字が小さいカードを出されても、何も起こりません。









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しかし、自分が出したカードよりも数字が大きいカードが出ると…










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自分の前に置かれたカードが吹っ飛びます。捨て札に。









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で、山札からカードを1枚引き、手札に加えなければなりません。








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1枚出したのに1枚戻ってきちゃったよ!手札減らないじゃん!












では、手札を減らすにはどうすればいいのか。









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自分の前に出したカードが、次の自分のターンまで吹っ飛ばされずに残っていれば、










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そのカードを捨て札にして、山札からカードを引くことなく、手札から次のカードを出すことができます。手札減った!














ここまでを読んで、なんとなくプレイ風景を想像してみると、なんとなく「んー?」って感じになるかと思います。

これだけだと、大きい数字のカードをたくさん引いた人が強いだけのゲームになっちゃうのよね。







そこで、最重要ルール・ダブルです。








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"3"出してみよー









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お、隣の人も"3"出した。



複数のプレイヤー間で同じ数字が並んだ場合、その数字を全て足し算して、その数字を持っているプレイヤー全員が、その和の数字を持っていることになります。






どういうことかと言えば、





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自分が出した"3"と、隣のプレイヤーが出した"3"。同じ数字だ!










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"3"+"3"の和"6"を、両プレイヤーが持っているようなイメージだ。










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よって、"4"や"5"のカードを吹っ飛ばせます。










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このルールは、2プレイヤー間だけでなく、複数プレイヤー間に適用されるぞ。

だから弱っちい"5"のカードも、集まれば最強カード・"20"を超え得る!










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最初に"5"を出したプレイヤーまで手番が回ると、









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"5"を自分の前に出しているプレイヤー全員が、その5のカードを捨て札にします。


全員山札からカードは引かなくてOK。手札が減ったぞ!








最後の1枚も、もちろん1周きっちり生き残って、捨て札にしなければなりません。

手札を最初に0枚にしたプレイヤーの勝利。














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言ってしまえば、運の要素めちゃくちゃデカいんですよ。

強いカードが来るかどうかだって、下家の出したカードと同じカードが手札にあるかどうかだって、言ってしまえば運。










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でも、「そんなのどうだっていいじゃん」って堂々と言えちゃうぐらい、超楽しいです『フッチカート』。


他のプレイヤーと協力して、強いカードを吹っ飛ばせたときのグータッチの気持ち良さ。

最後の1枚、祈るような気持ちで"4"のカードを出す滑稽さ。

"19"のカード1枚で、3枚並んだ"6"のカードをまとめて吹っ飛ばす爽快感。


運の要素が強いから、脳みそが要らないから、脊髄だけでゲラゲラ笑って楽しめる。




結局一晩越せるゲームってこういうやつになっちゃうんじゃないかなって思うんです。喋りながらずっとダラダラやっちゃう。













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ただ、万能な小箱では決してないかな。


まずプレイ人数!

ルール聞けばなんとなく想像はつくかと思いますが、このゲーム少人数だとお話になりません。

5人でもちょっときついぐらいじゃないかな。できれば6人以上で。



そして、メンバーもちょっと考えた方がいいかな。

基本的に仲良い人と、少なくとも、カードを吹っ飛ばして煽り合えるような仲の人と遊ぶのが吉です。

人数めっちゃ吸収できるのに、どうもオープン会でも立てづらいという。












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でもねーうん。人間って結局こういうのでめちゃくちゃ楽しめちゃうんだよなって、なんか敬虔な気持ちにさえなるのですよ。


で、狙ってなのかたまたまなのか分かりませんけど、こういうのをポーンと出してくるフリードマン・フリーゼというデザイナーは、やっぱり興味深いなあと思うのです。

プレイ感がバシっと一言で言い表せない、モニョっとした感じ。大好きです。















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というわけで、『フッチカート』のご紹介でした!


フリーゼと言えば、『Fabled Fruit』のシステム?概念?(まあレガシーシステムなんですけど…)を使って、なんかまた色々出すみたいですね。

『Fabled Fruit』大好きっ子だから嬉しい。