みなさんキャッチーですか。ぬんです。
















みなさんはバイキングどうですかバイキング。 



「ついつい食べなくていいものまで取っちゃうんですよね~~」
のバイキングでもなく、「いいともの緩い雰囲気、たまに平日休みの日に見るの好きだったんだけどな~~」のバイキングでもないです。

そうですそうです、「海賊とかパイレーツとかとどう違うかよく分かんないよね~~」のバイキングです(無知)







バイキングテーマのボードゲームってちょいちょいあって、個人的にはそこまで食指がビクンビクンする方ではなかったりするのですが…

先週、夏の終わりにピッタリなバイキングゲーに出会えたので、今回はそいつをご紹介したいと思います。















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『Raiders of the North Sea』です。



2015年にキックスターター経由で爆誕。

2017年には、KdJ(ドイツ年間エキスパート大賞)にノミネートされましたが、『EXIT:The Game(脱出:ザ・ゲーム)』に大賞の座を譲っています。













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バイキングになって名を馳せていこうね~~みたいな世界観。


・兵力をぐんぐん増強する

・北方の集落を襲撃する

・略奪品を酋長に捧げてご機嫌をとる

・自船のクルーがワルキューレに召されてヴァルハラ送りにされる


…等々、イメージ的にバイキングが頑張ってそうなことを頑張ると、大体勝利点がもらえます。

















システムがね~~、超キャッチーなのよ。




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自分のターンが来ると、「働く」「襲撃する」かのどちらかが選べます。

「働く」時にはボードの下の方、「襲撃する」時にはボードの上の方を使うわね。









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まあ「襲撃する」にも先立つものが必要なので、まずは「働く」かーってことになります。

















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自分のターンの開始時には、必ずワーカーを1つ、手元に持っているぞ。









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これを、「働く」ゾーンにある、ワーカーが置けそうなスペースに置いて、そこに書かれているアクションを実行します。

いわゆるワーカープレイスメントってやつですな。









で、ここで手番が終了する…のではありません。





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同じく「働く」ゾーンから、さっき配置したワーカー以外のワーカー、つまり、今のターンが始まる以前から、どっかしらのスペースに置かれていたワーカーを1つ、自分の手元にゲットします。








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で、ワーカーの置かれていたスペースに書かれているアクションを実行します。


これで手番終了。












おさらいしよう。


ワーカーを置く

置いた場所のアクションを実行

別のワーカーを自分の手元に持ってくる

そのワーカーの置かれていた場所のアクションを実行



これが「働く」です。













「働く」でできるアクションは、




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クルーを雇ったり、






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船員を雇うためのお金をゲットしたり、






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兵力を上げたり、







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北方に侵略に行くための兵糧をゲットしたり、まあ他にも色々。







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侵略の結果ゲットした略奪品を酋長に捧げるのも、「働く」アクションでできるぞ。
















「働く」のポイントは2つ!





1つ目は、自分のしたいアクションが、必ず1つはできること。



「働く」ことを選んだ場合は、ワーカーを置いて1アクション、ワーカーを取り除いて1アクションの、合計2アクションをします。




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自分がどうしてもしたいアクションが1つあるとして、






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そのアクションスペースが空っぽであれば、





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ワーカーを置いてそのアクションをすればいいですし、





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そのアクションスペースがもう埋まっていても、





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そっからワーカーを取り除いてアクションをすればいいんですね。


だから、このターン中にどうしてもやりたい1アクションであれば、絶対できちゃうんですよ。







『Raiders of the North Sea』、なかなかにインタラクション(プレイヤー間のいざこざ)の強いゲームではあるのですが、なんとなく自由と言うか、楽しさが辛さに勝る感じがしてて、その秘訣はここにあるんじゃないかなと思ってます。












そして「働く」のポイント2つ目は、自分のしたいアクションが、2つできるとは限らないことです。



ワーカーを置いて1アクション、ワーカーを取り除いて1アクションということは…




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例えばこのターンにどうしてもやりたいアクションが2つあるとして、





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両方ともにすでにワーカーが置かれていたり、





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或いは両方が空っぽだったりすると、いずれかのアクションしか実行できない
ことになるんですね。






ポイント1つ目で緩く見せておきつつ、ポイント2つ目で「くぅ~~~~www」って思いをする羽目になる。

この上げて落とす感じがたまりません。



















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さて、「働く」で準備が万端整ったら、いよいよ「襲撃する」ことになります。









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北方のスペースのいずれかにワーカーを置きます。






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置くためには、最低〇人のクルーを連れてないといけないとか、兵糧を何個払わないといけないとか、その辺の縛りがあります。






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で、襲撃による勝利点に加えて、そのスペースに置かれている略奪品一式と、新たなワーカーがもらえます。





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一度襲撃されたスペースには、略奪品もワーカーも補充されません。














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「襲撃する」時は「働く」時と違って、ワーカーを取り除いてアクションはしません。

けど、ワーカーを1つ置いて、ワーカーが1つ戻ってくるのはいっしょ。


だから『Raiders ot the North Sea』では、手番開始時にも手番終了時にも、必ずワーカーを1つ持っていることになるんですね。

なるほどなかなかキャッチーな触れ込みじゃないですか。













「襲撃する」にもポイントが2つ。





1つ目は、攻める場所によって得られるものがガラッと変わること



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襲撃できるスペースはこんだけあるわけですが…






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手前の方の港!

この辺は襲撃コストが安く略奪品もじゃんじゃんもらえますが、勝利点が固定値1VPしかもらえません。




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しかし、奥に行けば行くほど襲撃コストが高くなっていき…






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最奥の砦では、高い襲撃コストを払わなければならず、略奪品もほぼほぼ手に入らないのですが、兵力次第で莫大な勝利点が手に入ります。












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港に安いコストでちょいちょいお出かけして、略奪品を酋長に貢ぐのか。

それともガッツリ武装して北へ北へと攻め入り、侵略の限りを尽くすのか。

どう勝利点を稼ぐかが悩ましくてキャッチーです。














「襲撃する」のポイント2つ目は、自船のクルーが死ぬことです。





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略奪品の中に紛れ込んでいるこの黒いトークン、これをワルキューレと呼びます。







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襲撃の結果、ワルキューレを獲得してしまうと…







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その個数分、自分の船員が天に召されます♨


奥に攻め込めば攻め込むほど、たくさんのクルーが必要となるので、このデメリットはかなり痛い…











しかし、クルーが死ぬのも悪いことばかりではないぞ!


船長「奴はワルキューレによってヴァルハラに召されていったのだ…」


クルー「はい…」


船長「超名誉じゃん…栄光じゃん…」







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ってことで、天に召された人数分のワルキューレポイントをゲット。






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ワルキューレポイントがいっぱいあると、ゲーム終了時に勝利点がもらえちゃうぞ♨







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この自分の手駒が召されて勝利点になる感じは、『村の人生』を彷彿とさせるわね。キャッチー。

















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で、ここまでの「働く」「襲撃する」の話を全部踏まえて言うのですが、各スペースには、入れるワーカーの色規定があります。






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ワーカーは弱い順から黒、灰色、白。

最奥の砦に攻めに行くのは、白いワーカーのみの特権です。







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「働く」でワーカーを取り除いてアクションをする際には、或いは「襲撃する」でワーカーを手に入れるときには、手元にやってくるワーカーの色まで考えないといけないのです。

恐ろしいゲームやで…
















そんなこんなで勝利点を稼いでいきながら、






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①酋長がもう満足して、「貢物いっぱいきたわーもう要らないわー」って言う






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②北方の砦が襲撃によってほぼほぼ壊滅して、「もう無理だわーこれ以上侵略されても持ってかれるもん何もないわー」って言う







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③ワルキューレがたくさんのクルーを連れ去って、「いっぱい連れてったわーヴァルハラもう定員オーバーだわ―ちょっと私働き過ぎたわ―」って言う




のいずれかの条件が満たされたら、あと1度ずつ手番を行ってゲーム終了。



最終得点計算をして、最も勝利点の高い人が海賊王です(違う)
















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これね~~~超好きです。


上にも書いたけど、目に見える直接攻撃こそ少ないものの、割としっかり殴り合いゲーなんですよ。

苦手な人は苦手だろうし、私もインタラクションの塊みたいなゲームはそこまで好きじゃないんですけど…

でも、その辺の要素が気にならないくらい、苦にならないくらい、とにかく楽しい。










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楽しさの理由の1つが、「働く」のところでも書いたけど、絶対したいアクションが1つはできるという安心感(安心できるとは言っていない)








あとはアレね。クルーが強い。



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クルーは、手札としてジャンジャン引いて、雇いたい奴だけ雇うタイプ。






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雇うと様々な効果をプレイヤーにもたらしてくれるのですが、まあ強いこと強いこと。






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雇う以外にも、手札から捨て札にする代わりに、一発限りの良い感じの恩恵をもたらしてくれる、という使い道があって、これもまた強いこと強いこと。






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この辺の、カードパワーを全体的に高めにして引いたとこ勝負させる感じが、『ヴィティカルチャー(ワイナリーの四季)』を彷彿とさせる緩さとテンションの高さがあって好きなのですよ。











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爆発的に盛り上がるポイントはないけれど、なんかずっと楽しい。


うん、好きだな。好きです。超好き。












あとはアレです。

ボードゲームを評するときに、よく「ゲーム終了時の盤面がきれい」っていう言い方するじゃないですか。

立体的なコンポーネントを置いて行くゲームだとか、タイルを絵柄が合うように配置していくゲームだとかで。





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『Raiders of the North Sea』は真逆で、「ゲーム終了時の盤面がさみしい」んですよ。

襲撃の限りを尽くされ、略奪品がボードから取り除かれてすっからかんになり、ワーカーだけがそこに残る。

これがなんかねー侵略されちゃった後感があってすごく良いのだ。




フォトジェニックではないので、心のシャッターを切ってください。

















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というわけで、『Raiders of the North Sea』のご紹介でした!

気になる方はいっしょに、レッツ・襲撃!