みなさんキャッチーですか。ぬんです。
11月5日は北九州ボードゲーム交流会に行ってきました。
開場はウェルとばた。主催はteniさん。
今回は福岡勢の参加が少なめだったので、珍しくJRでガタンゴトンと向かいました。
着いたのは11時頃だったかな。
今回もたっぷり遊ばせていただいたので、感想書いていくぞ!
◆King's Road

まずはatsさんお持ち込みの『King's Road』から!
くにちーの2001年作品のセルフリメイクみたい。

ラウンドの度に11枚のカードの中から3枚を選び、その効果によって、ボード上に影響力を撒いていく感じのエリアマジョリティ。
得点計算タイミングをいじるカードや、他のプレイヤーのカードを見てからカードを選び直せるカードなんかもあったりして、トリッキーなプレイが楽しめます。

単独首位を獲るとそのエリアに自分の紋章を残せて、紋章を連ねることで追加得点、的な要素もあるぞ。なんかこう、如何にもくにちー!って感じだ。
ちなみに私の中での「クニツィアっぽさ」の定義は、「え、本流だけじゃなくてそっちの要素でも点数入るの!?マジっすか!?……あーでもなんか言われてみれば納得だわこれ。入りまーす!こっちの要素でも点数入りまーす!」って感じのやつです(伝われ)
『ラー』の最後に残った太陽駒の合計値とかさ、『砂漠を越えて』のラクダ毎のロンゲストとかさ、ほら…(伝われ)
得点強めのエリアを重点的に狙うも、トップに一歩及ばず2位でフィニッシュ。悔しい~~
◆Doge

続いて、teniさんが「今回はこれを是非!」とプッシュしてくださった『Doge』をプレイ。
図らずも、エリアマジョリティ2連チャンとなりました。

各プレイヤーは0、1、1、2、2、3、3の投票チップと、各エリアに対応した投票カードを持ちます。
で、投票したい先のエリアのカードといっしょに、望む枚数のチップを出しますよと。

全員の準備ができたら、カードのみを公開。
こんな感じでエリアにチップが撒かれていくじゃんな。
その後、エリアごとにチップを公開してマジョリティ判定だ。

各エリアで、1位のプレイヤーは2個、2位のプレイヤーは1個の小さい家を建てることができます。
この小さい家をいくつか集めると、大きい家が建つぞ!なんか可愛い!
この大きい家を、最も速く既定の個数建てたプレイヤーの勝ちだ。
ここまでだとふんふんなるほどって感じなのですが、このゲーム、超鋭いルールが2つあります。

鋭いルールその1!大きい家のコスト!
各エリアで1軒目の大きい家は、小さい家が3つ集まれば建ちます。
2軒目は…もうお分かりですね。4つです。
以降、5つ、6つ、7つと上がっていって、6軒目以降は建てることができません。
要するに早い者勝ち。
ここで追加情報なんですけど、マジョリティ判定後の小さい家は、まず1位のプレイヤーが2個置いて、そのあと2位のプレイヤーが1個置くんですよ。
1位のプレイヤーが2個置いた時点で大きい家を建てちゃうと、2位のプレイヤーの建設コストが1上がっちゃうわけだ。
超鋭くね!?何これ怖い。

鋭いルールその2!評議員駒とマジョリティ判定順!
各エリアで単独1位になったプレイヤーは、そのエリアの黒い評議員駒をゲット。自分のプレイヤーカラーのハットを被せます。楽しい。
こいつを、今1位になったエリア以外の好きなエリアに即座にポンと置けます。なんとこいつ、そのエリアのマジョリティ判定時に1票分になるぞ。超強い。

しかもしかも、このゲーム、現在のラウンドでマジョリティ判定する順番って、このエリアが1番で~~このエリアが2番で~~って、プレイヤーに全部アナウンスされてるわけですよ。
そして、1エリアのマジョリティ判定開始毎に、次のラウンドでのマジョリティ判定順が、1エリア分公開されます。
少しピンときづらいのですが、評議員駒は、出身のエリアの得点計算が行われるまでは、今いるエリアに留まって、マジョリティ判定に寄与してくれるから…
置く場所を選べば、現在のラウンドと次のラウンドで、マジョリティ判定2回分の仕事をしてくれるわけですよ。
よく考えるなあ。
ちなみに評議員は、受け取る権利を放棄することで、エリアの制限こそありますが、小さい家を1個動かすことができます。さらっと書いてますがめちゃ強い。

ルールが綺麗なゲームは、インスト聞きながらテンション上がるから本当に好き!
試合もなかなかひりついた展開で、あと小さい家を1個動かせば勝てる…!というところで、atsさんに勝利を掻っ攫われました。悔しい~~
◆漢字博士 No.2

見た目だけでゲーム内容が分かるゲームって本当に素敵。

こうなって、

こうなる。

ゲームと言うよりは教材寄りですね~~
段々ゲシュタルト崩壊というか、
「あれ?こんな漢字あったような…」
「えっどうだっけ…」
「なんか違くない?」
と皆段々漢字の知識が覚束なくなってきて、協力ゲーみたいになってくるのが面白かったです。
◆曖昧フェイバリットシングス

そう言えば北九州で遊んだことなかったわねと思って、大好きな同人ゲーム・『曖昧フェイバリットシングス』を持ち込んでみました。
隣のプレイヤーの好きなもの5個とそうでもないもの1個を手札にして戦う、という素敵ゲーム。
紹介記事も書いてるので見てみてくれよな。
私の手札は、あなたの好きなものでできている…『曖昧フェイバリットシングス』の話。

出揃った皆さんのフェイバリットシングスはこちら。
綾野ハートキャッチ芸でお馴染み・中村ちゃんさんのフェチのポイントはもう流石のクオリティなのですが、samiさんのフェチのポイントや、ノトラさんの自分が思う自分のチャームポイントからも目が離せません。
めぐるさんは、自分の大切なものという重たいお題。
一方の私へのお題、好きなパンです。和むわあ。

で、ゲーム自体はちゃちゃっと熟しつつ、醍醐味はランキングを眺めながらの各人の解説。

ここで全世界に公開だ(掲載許可もらってます)、中村ちゃんさんのフェチのポイント!
解説をお願いしたところ、1位の「ごはんをおいしそうに食べる」はガチのやつ。
2位の「Yシャツを着て襟元を指でなおす(中指だとなおよい)」、3位の「歯みがきをする際、スウェットのズボンの中に手を入れて股間をかく」については、「性癖です」だそうです。
ちなみにそうでもないのは「口角を片方だけ上げて笑う」だそうで、2次元では好きだけど、3次元でする人は苦手そうだって。なるほど。
想像に難くないでしょうが、私の好きなパンランキングへの皆の興味のなさがすごかったです。
クリームパンが好きよ。
◆あやのハートキャッチ

今回もやってきてしまいました。『あやのハートキャッチ』のお時間です。
通常のゲームの様子についてはこちらを、伝説の綾野ハートキャッチ回についてはこちらをご参照ください。
メンバーは、TANKAさん、samiさん、めぐるさん、ちとせさん、私、そして中村ちゃんさんの6人です。よろしくどうぞ。

ファーストあやのになった私。ジャブ程度に、「風邪をひいちゃったみたい。なんとかして!」とワガママを言ってみたぞ。
「リップクリームを塗って水をく(ry」な感じのめぐるさんに、「リンゴを食べさせる」とキュートなTANKAさん。ハートキャッチな回答が続く中…
ついに始まりました。
あやのちゃんを勝手に綾野剛にして、自分は星野源になって回答をするという、中村ちゃんさんのお家芸・綾野ハートキャッチ♂の開幕です。
綾野剛は風邪を引いてても、撮影に行かなきゃいけないんですよ。
で、終わったのが深夜2時。
ふらふらで楽屋のドアまでたどり着くと、誰もいないはずなのに中の電気が点いている。
「誰ですか?マネージャーさん?」と声をかけつつ中に入ると、そこにいたのは…
ギターを抱えた星野源ですよ。
「♪君の~~声を~~聞かせ~~て~~」
源の素敵な歌声に、熱も疲れも吹っ飛ぶ綾野剛。
そして、2人切りの弾き語りライブ・最後の1曲、なんだったと思います?
「Family Song」
先生、今日もキレッキレです。

続いてのあやの役はめぐるさん。「最高の新婚旅行にしたい!なんとかして!」と可愛いお願い。
ここで意外な伏兵が登場、初プレイのちとせさんだ。
新婚旅行先のヨーロッパで、「トイレに行ってくるね」と1人にされちゃうあやのちゃん。
旦那がなかなか戻ってこず、段々不安になってくる。
たまらず電話を掛けると、「すぐ行くよ」と彼の声。
そこにクールな高級車が登場!
さらに中から彼が登場!
左ハンドルを転がして、ふたりでヨーロッパの街へと繰り出すのだ!
シチュエーションも然ることながら、言葉を慎重に選ぶような語り口が聞き手を惹きつけます。
ダークホースの登場を踏まえた、中村ちゃんさん注目の一手。
仕事で海外へと行くことになった綾野剛。
しかし、出発直前になって、パスポートが見つからないことに気付く。
家に遊びに来ていた星野源にもお願いして、一緒に探すことに。
「鞄の中とかじゃないの?僕はこっちの鞄を探すから、剛はそっちの鞄探して?」
綾野剛が鞄をガサゴソとしていると、手に覚えのないものが触れる。
これは…小さいけど、手紙?
開けてみると、そこには見覚えのある筆跡で、こう書かれていた。
『これからもよろしく』
「これ…源!?」
と声をかけたときには、横にはもう源が立っていた。
「ほらこれ」
源の片手には、スーツケース。
「マネージャーに行ってスケジュールも調整してもらってるよ。行くぞ、サイパン!」
流石のお手前です。

最後は中村ちゃんさんがあやのもとい綾野に。
「ドラマの仕事がきた。初めて挑戦する、R-15指定の過激なラブストーリー…星野もいるのに…不安なオレを安心させてくれないか」
お題が完全に綾野剛視点で書かれているので、他のプレイヤーも星野源になりきって答えるしか道はありません(?)

皆が思い思いの星野源感を醸していく中、やはり光ったのはちとせさん。
「…分かった」
出演の話を聞いた源は、綾野に向かって言った。
「目を閉じて、手を出して?」
言われた通りにすると、手に何かを握らされて、そのまま手を握られている。
これは…合鍵?
「仕事だということは分かってるし、剛の不安な気持ちもよく分かるよ。でも、過激なシーンを演じたからって、剛は剛のままだし、もちろん俺も俺のままだよ。だから、この合鍵を俺だと思って頑張って?」
なんかね~~言葉のチョイスがすごく素敵なのですよ。
もう全員完全に綾野の気持ちになってうんうん頷いてたからね。

ですが、最終的に中村ちゃんさんのハートをキャッチしたのはめぐるさん。
事前に綾野剛のマネージャーから出演の話を聞き、そのドラマの台本を入手した源。
剛から「こんなドラマに出るんだ」という話を聞いた源は、
「知ってたよ。でも仕事は仕事だから、ちゃんとできるように、大事なシーンを今から練習しよう?それで、本番の時も、俺のこと思い出してね」
その様子を、2人はビデオカメラで撮影。
さらにドラマの撮影後、2人はお互いの成長を確かめるために、再度同じシーンを演じ撮影。
ドラマの撮影前と後の映像を見比べながら、様々なことを語り合うのだった。
中村ちゃんさんに解説をお願いしたところ、「途中までは完全にちとせさん一択だったんです。でも、行為を撮影するっていうシチュエーションがですね、すごく好きなんですよ。性癖です。」
これもう分かんねえな。
初プレイの方もいたので(色んな意味で)心配だったのですが、今回も皆楽しめたようでよかったです。
あと、この記事を書くためにちゃんとプレイ後にメモを取った私を褒めて欲しい。
またやりましょう。
◆HANDY

ヤバい。

さながら、指でやるツイスターと言ったところでしょうか。
隣のプレイヤーと自分に対して、あなたはこの指で、あなたはその指でボールを支えてね、的な指定をされる感じだ。

やっぱりヤバい。
このパーティ感最高ですね~~
広島からお越しの陣。さんに遊ばせていただきました!ありがとうございました!
◆マジックメイズ

久々に『マジックメイズ』。
紹介記事も書いてるから見てくれよな!
言葉など要らない!リアルタイム協力ゲーム・『マジックメイズ』の話。
初プレイの人がいる時には、シナリオ3で1回目失敗→2回目成功の流れに持っていくのが好きです。
エスカレーターとワープ忘れがちで難しい。
◆Sleuth

これもteniさんが大好きだというゲーム・『SLEUTH』。
なんとシド・サクソンの1971年作品だって!すげー!

カードには、3つの要素があります。
赤・青・黄・緑のうち1色の色。
ダイヤモンド・オパール・パールのうち1種類の宝石。
そして、シングル・ダブル・トリプルのうちいずれかの宝石の個数。
要素の組み合わせは、4色×3種類×3種類=36通り。
それぞれの組み合わせについて1枚ずつ、全36枚のカードがあります。
このうち5枚をテーブル中央に並べ、プレイヤー6人に5枚ずつ配ります。
そして残りの1枚は、ゲームから除外します。
この除外された1枚を当てようというのが、この『Sleuth』の主旨です。

手番ではこれらの質問カードを使って、いずれかのプレイヤーに、最初に配られた5枚のカードに関する質問をします。
質問の要素は、必ず1つまたは2つ。
「〇〇さん、あなたは青のトリプルのカードを何枚持っていますか?」
「あなたは赤のダイヤモンドのカードを何枚持っていますか?」
「あなたは青のカードを何枚持っていますか?」
と言った具合。
質問されたプレイヤーは、質問内容に対して、全員に聞こえるように大きな声で、正直に回答する義務があります。

この質問を積み重ねながら、他のプレイヤーの持っているカードを絞り込んでいくことで、除外されている1枚を予測していくわけですが…
でもそんなのメモでもないと無理じゃん!
ってなりますよね。

というわけでメモ用紙です。嘘だろ…。
自分の手番には、
①質問カードを使用して質問をする。その後、質問カードを補充する。
②質問カードをすべて捨てて、同じ枚数補充をする。
③除外された1枚の3要素について宣言し、確認する。合っていれば勝利。間違っていれば脱落。
のいずれかができる感じです。

こーれは脳みそ持ってかれるぞ。
適切なメモの取り方が全然分からない。
でも、徐々に情報が増えていって、真相に近づいていく感じがたまらなくワクワクする!

プレイ時間が長くなるに連れて、プレイヤー達の表情が硬くなってくる。
「これ…矛盾してるわ…」
「俺も…」
かく言う私も途中で一部の論理が破綻してしまったのですが、それを補完するための質問をすることでなんとか軌道修正だ。
そしてなんとか絞り込んだぞ!きっと合ってる…はず!
誰よりも速く宣言フェイズへ。
「青のダイヤモンドのシングル!」
果たして結果は…

正解!勝利!
これは超気持ちいい~~~
メモのぐちゃぐちゃっぷりが苦労を物語ります。
40年以上前のゲームとは思えないぐらい超楽しい!
脳が酸欠になる感じがたまらんのです。
これを元にして、様々な推理・推測ゲームが作られていったんだって。なるほどなー。
◆パントマイム

最後に時間が余ったので、HABAの缶ゲー・『パントマイム』で〆。
くはらさんのジェスチャーキレッキレで上手かった。

そんなこんなで19時過ぎ!あっという間に閉会の時間となりました。
今回は県外からの方も多かった印象。
広島からお越しのりぞっとさんは「ブログ読んでます~~!!」と言ってくださって、本当にありがたいことだなと思いました。これからもがんばって書くぞい!
来月はゲムマと被って参加できないので、今年最後の北九州だったのか…さみしい…
来年もよろしくお願いします。
というわけで、北九州ボードゲーム交流会、今回もキャッチーでした!
主催のteniさん、スタッフのみなさん、遊んでくださった皆さん、ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (4)
コメントありがとうございます!
記事を見て興味を持っていただけたのならうれしいです~~
交流会のホームページがあるのですが、現在更新されていない様子です…
北部九州のボードーゲーム会の日程&場所をまとめたカレンダーがあるのでそちらをご覧頂くか、主催者・teniさんがTwitterアカウントで告知をされるので、そちらをご確認頂くのが良いかと思います。
九州北部ボードゲーム会カレンダー
https://calendar.google.com/calendar/embed?src=um9r3ei2l50n595ovqeko7c39s@group.calendar.google.com
teniさんTwitter
https://twitter.com/teni_kbis?lang=ja
是非参考にさせて頂きます。
お役に立てたなら幸いです。
同卓できる日を楽しみにしています!