みなさんキャッチーですか。ぬんです。


















『アーグラ』と混ざるよね!(直球)


今日はキャッチーな見た目で注目を集める、こんなゲームのご紹介だ!

















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『AZUL(アズール)』です。

2~4人用、30~45分。キースリングのエッセン新作、スカウトアクション3位。




















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こんな感じの個人ボードを、














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こんな感じに彩るゲームです。かわいいなちくしょう。















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んで、ゲーム終了時にこんな感じで点数が入るぞ。

ピシッと埋まった縦列ごとに7点、横列ごとに2点。同種のタイルが5枚で10点。

分かりやすい。
















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配置するタイルはどこから来るかと言えば、中央の場から持ってきます。

選択肢が2つあって、













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選択肢その1!好きなファクトリー(コースターみたいなやつ)の上から、任意の1種類のタイルすべてを取る!













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その場合、そのファクトリーの上に残っているすべてのタイルが、真ん中のエリアへと落ちます。















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選択肢その2!真ん中のエリアから、任意の1種類のタイルすべてを取る!


このアクションをラウンド中最初に行ったプレイヤーは、次ラウンドのスタートプレイヤーになることができるわけですが…










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スタートプレイヤーマーカーはここに置いておきます。

なるほどマイナス点じゃねえの。
















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持ってきたタイルは、個人ボードの左半分に置きます。

全部で5つの横列があって、各横列には1個、2個、3個、4個、5個までのタイルが置けそうな感じ。




持ってきたタイルはどの横列に置いても構いませんが、複数枚を同時に持ってきた場合は、すべて同じ横列に置かなければならないというルールがあります。


また、なんだろう、「5個置ける横列にとりあえず3個だけ置いといて、あとの手番でもう2個持ってきました」みたいなのも全然OKなのですが、1つの横列には1種類のタイルしか置くことができないという縛りもあるぞい。



どうですか。ちょっときな臭くなってきたでしょう。


















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ラウンドが終わると、個人ボード左側の各横列について、すべてのマスが埋まっていれば…












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それらのうち1枚だけを、ボード右側のエリアにひょいと移せます。かわいい。














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で、タイル1枚をひょいと移す度に1勝利点をゲット。

…なのですが、既に縦横に連なって置かれているタイルがあれば、その連なりっぷりに応じてより大きい得点が入ります。

悩ましいわね。

















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おーっとうっかり☆

肝心なラウンドの終了条件をお伝えするのを忘れていました。




ラウンドは、場の中央にあるファクトリーないし真ん中のエリアから、すべてのタイルが無くなった時に終了します。

それまでは、自分のターンが回ってきたら、例え場の中央に欲しい種類のタイルがもう無いとしても、必ず先述のルールに従ってタイルを獲得しなければなりません。

















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もひとつうっかり☆

各横列について、個人ボード右側にひょいと置いちゃった種類のタイルは、もう個人ボード左側の同じ列に配置することができません。



ということは、タイルを持ってきたはいいものの、個人ボードに配置できへんやんけっていう事態とか、まあそうでなくとも、この列あと3個しか置けないけど、どうしても今引き取ってきた4枚のタイルをここに置きたいねんなみたいなことが起こりうるわけですな。



配置できなかったタイルはどうなるかと言えば…



















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なるほどマイナス点じゃねえの。

















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場の中央のタイルが尽きたら、

・タイルを個人ボード左側から右側にひょいと移しつつ、点数を入れる
・マイナス点ゾーンの計算
・ひょいと移した時にボード左側に残ったタイルや、マイナス点ゾーンのタイルをゲームから取り除く
・ファクトリーにタイルを補充

的な処理をして次のラウンドへ。


いずれかのプレイヤーが、個人ボード右半分のいずれかの横列を5マス全部埋めたらそのラウンドでゲーム終了です。


















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「左側が埋まると右側にひょいと移せる」っていうこの仕組み自体がもうズルいよなあ楽しいもん。

30分かそこらで終わるお手軽さも相まって、続けて遊びたくなる魅力があります。




同時に、意地悪さが光るゲームでもあるぜ。

やっぱり取りたくないタイルであろうが、取れる限りは取らなければならないってところがミソで、それを逆手に取って他のプレイヤーに減点を強いることもできちゃうのよね。

ファクトリーにタイルが並べられて、ラウンドが始まってしまえば運要素は一切ないですし、キャッチーな見た目とは裏腹に結構ぐぬぬってなる感じのやつだ。




ただ、「あともう1つなんか仕掛けが欲しい」っていう意見もすごく分かるのよね…


なんか、『宝石の煌めき』における貴族タイルみたいな、もうひと押しがあると、もっと長く遊ばれるゲームになるような気がするのよう。

「ジョーカータイル」というなかなかパンチの効いた拡張もあるようですので、機会があれば試してみたいです。


















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というわけで、『AZUL(アズール)』のご紹介でした!

エッセン新作まだまだ気になるものいっぱいだ~~