みなさんキャッチーですか。ぬんです。


















ちょっと目を離した隙に終わっちゃいましたねゲームマーケット2018大阪(今さら)

出展者の皆さま、参加者の皆さま、お疲れ様でした(今さら)

また、ブースまで会いに来てくださった皆さま、本当にありがとうございます(今さら)







私も福岡から参戦ということで、行きのフェリーではしゃぎ、当日の会場ではしゃぎ、帰りのフェリーではしゃぎって感じの2泊3日でした。

フェリーって窮屈なイメージがあったけど、中は広いわ、個室だわ、デッキに登ればなんかアーバンな感じだわでめちゃくちゃ素敵ね。




福岡から大阪まで行くのに、来島海峡大橋、瀬戸大橋、明石海峡大橋という3つの巨大な架橋の下を潜るんですけど、その瞬間足るや!もう!アーバンポイントがカンスト状態でした。アーバンポイントってなんだよ。









はいフェリーの話どうでもいいですね♨ボドゲの話しますね♨






今日はそんなゲームマーケット2018大阪で購入した、こんなゲームのご紹介です。
















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『でんしゃクジラ』です。

D28-29 イマジンゲームズさんにて購入。

デザイナーは『枯山水』でも知られる山田空太さん。アートワークはイマジンゲームズさん。














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まずはとにかくこの児童書みたいに温かく優しいアートワークを褒めちぎりたい。

いろんな電車といろんな動物おる…かわいい…




『でんしゃクジラ』はこの温かく優しい感じのカードを使って、温かく優しい感じの麻雀みたいなことをしようというゲームです。














先に断わっておくと、私は普段まったく麻雀を嗜みません。

大学の頃にちらっと教わって、2、3回遊んで、それっきりという感じです。ルールやら役やらもほぼ覚えてないな。

当時は全くハマらなかったわけですが、今だったら、適切なインストを受ければ楽しめるんじゃないかしらという想いはちょっとあります。













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さて『でんしゃクジラ』では、自分の持つ9枚のカードの中で、セットと呼ばれる組み合わせを作っていきます。

と言っても全然難しい話ではなくて、絵合わせに近い感覚で楽しめちゃうぞ。

例えば青サイさんは、頭とお尻の2枚が揃えばセット完成。










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赤ヤギさん、黄ワニさんも同じですね。









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クジラさんは、頭、胴体、尾の3枚で1つのセットになります。






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ただし、クジラには赤・青・黄の3種類がおりまして、同じ色の組み合わせでなければセットとみなされません。むう。













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んで電車!

赤電車と黄電車は、なんと何枚で1セットになるかが決まっていません。









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絶対必要なのは、先頭カード1枚と後ろカード2枚。






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そこに後ろカードを好きな枚数くっつけることで、まとめて1つのセットにすることができます。










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青新幹線には、先頭カード1枚、真ん中カード1枚、後ろカード1枚の最低3枚が必要。






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ただし、セット完成のためにサンドイッチする真ん中カードの枚数はこれまた自由で、どこまでも長い新幹線を作ることだってできちゃいます。かっこいい~~










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自分の持つ9枚のカードを1枚も余らせることなく、いくつかのセットを作ることができたら、麻雀で言うところのアガリ!

簡単ですな!















それでは、実際のゲームの流れ。





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ラウンド開始時には、各プレイヤーに手札として8枚のカードが配られます。






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自分の番では、山札から1枚引いて手札に加え、





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手札から1枚を選んで自分の前に捨てます。








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自分の捨て札は、麻雀のようにズラッと並べたりはせず、最後に捨てたものだけが見えるように重ねておこうね。











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また自分の番では、山札から1枚引く代わりに、他のプレイヤーの捨て札の一番上のカードを頂戴することもできます。麻雀で言うところの鳴きですね。








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ただし、これでゲットしたカードは、手札に加えることはできません。

手札から追加のカードを公開し、セットを完成させなければならない
のです!







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完成したセットは自分の手元に置いておき、以降アンタッチャブルな感じになります。






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つまり、鳴きで完成させちゃった電車やら新幹線は、後から伸ばすことができないということになります。あれ???辛いぞ???

鳴いた場合は、手札から任意のカード1枚を捨てます。








これを繰り返し、いずれかのプレイヤーがアガリを宣言したらラウンド終了。

得点計算がこれまた可愛い感じですので、ご紹介したいと思います。


まず、アガったら無条件に1点をゲット。それに加えて…





①自力

他人の捨て札を一度も使わずにアガった場合は+1点。結構大変。






②同色

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9枚の札すべてが同色であれば+1点。結構大変。






③5デン
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5枚以上の長さの電車や新幹線ができていれば+1点。これ意外とできる。楽しい。






④ゼンクジ
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9枚すべてがクジラ(つまりクジラが3セット)だと+2点。む、難しい…
さらに、赤・青・黄のクジラが揃っていたら追加で+1点!ロマン!






⑤新幹線一気

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9枚すべてが新幹線でアガリ。無条件でゲームに勝利するという伝説の役です。究極のロマン!










得点計算が終わったら、すべてのカードをリシャッフルして、また8枚ずつ配布。

前回アガったプレイヤーがスタートプレイヤーとなって、ゲームを続行します。



いずれかのプレイヤーが7点を獲得したら、そのプレイヤーの勝利!



















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ルールはこの辺にしてプレイレポ!

自宅ゲーム会にて、スムースさん、ふさちゃんと3人で遊びました。




「これどんどん鳴いてっていいのかな」

「う~~んどうなんだろう」


とか言いながら、手探りでの打ち始め。










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「それもーらい!」

と、赤い電車を3枚でセットに。



が、辛いことに気が付く!

例えば赤い電車を3枚セットにしたとして、手札に青サイ(2枚1セット)ができていたとする。

これあと4枚でセット作んなきゃいけないのか!クジラダメじゃん!


2枚1セット系の動物は枚数が少ないから、電車4枚で1セットを狙う感じかなあ…うーん…


とかやってる間に上がられちゃう。

なるほど、電車はアガりに向けての枚数調整に有用なのだな!






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と、遊べば遊ぶほどに、なかなか我慢のゲームであることに気がつきます。

でも、うかうかしてたらアガられちゃうわけで。その辺の塩梅が楽しい。










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「いえーい!5デンだー!」

「お~~」

「なんかカラフルだけど、別にカラフル役とかはないのな」

絵合わせだから、アガれると可愛くて2倍嬉しい…尊い…









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本家の麻雀以上に引き運は大切なのですが、それが却ってずっとダラダラ遊べる感じですごく心地いい。

「これさー、でんしゃクジラ牌欲しくなるね」

「分かる」

「分かる」

ダメな大人たちです。








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セット枚数が確定している動物たちは鳴けるタイミングで鳴きつつ(動物だけに)、電車を集めてどーんとアガる、という戦法で、得点を重ねていきました。


結果…

「いえ~~い!アガリー!」

「えー!もうすぐゼンクジ行けそうだったのに…」


ということで、私の勝ちー!






プレイ時間はインスト抜きで45分。意外とかかったわね。

勝利条件は好みな感じに変更してもいいのよって説明書にも書いてありました。

ダラダラ遊びたければ7点先取でもよさそうだし、シュパっと気軽に遊びたければ、〇ラウンドの合計得点で勝負、みたいな感じでもよさそう。













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とにかく温かくて優しいんじゃ~~~和む~~~

振り込んじゃっても精神的ダメージが少ないのがすごくいい…

かと思えば、伸るか反るか的な悩ましさがいいスパイスになっていて、めっちゃ素敵です。





対象年齢は6歳以上!

お子様となら、オリジナルの役を作っても楽しそう。

















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というわけで、『でんしゃクジラ』のご紹介でした!

これと『ティチュー』フルゲームで一晩越す会やりたいです(ダメな大人)