みなさんキャッチーですか。ぬんです。
この記事は、ボドゲ紹介 Advent Calender 2019 11日目の記事です。
企画はぐらちゃん!今年もお疲れ!
気づけば4年目の参加だよ!
昨日の担当はかーんさん。今年もかよ(嬉しい)
エビ楽しそう~~やってみたい~~キャッチーじゃないって書いてある〜〜
さて、みなさんはドラフトゲームどうですかドラフトゲーム。どうですか言われても。
数枚のカードから欲しい1枚をキープして、残りを左隣に回す!
右隣からカードが回ってくる!
またそこから欲しい1枚をキープ、残りを左隣に回す!
手札配布による運の比重を軽減するだけでなく!
いい感じの組み合わせのカードや、他のプレイヤーが欲しそうなカードを狙ってピックするという、"ならでは"の戦略性まで醸しちゃうイケメンシステム!
ドラフトさいこー!
いよっ!ボードゲームシステム界の反町隆史!(イケメン観が古い)
この素敵システムは、トレーディングカードゲームの祖「マジック:ザ・ギャザリング」から、ファンルール的に発展したと言われています。
そんな「マジック:ザ・ギャザリング」の話もちょっとしておきたい。
なんか難しいゲームなんでしょ???とお思いの方も多いかと思いますが、基本構造はシンプルで、
・1手番に1枚、手札から土地カードを出せます。
・土地を横に90度傾けると、"マナ"と呼ばれる、その土地ゆかりのエネルギーが生まれます(島1枚を傾けると青1マナ、平地2枚を傾けると白2マナ的な)
・そのマナを消費してクリーチャーを出します。
・クリーチャーで攻撃して相手プレイヤーを倒します。
本当の根っこの部分はこんな感じです。
ここに枝やら葉やら幹やらがゴロゴロくっ付いていくわけですが。
さて、前置きが長くなりましたが、本日ご紹介するゲームは、
・「マジック:ザ・ギャザリング」の産みの親がデザイナーで、
・「マジック:ザ・ギャザリング」により広まった”ドラフト”をシステムに取り入れた、
・「マジック:ザ・ギャザリング」みたいに土地を使ってクリーチャーを召喚するゲーム
です。
そんなんもうほぼ「マジック:ザ・ギャザリング」やんけってなるじゃないですか。
でも全然違うんだなこれが!
じゃーん!「カーニバル・オブ・モンスターズ」です!
見てくれよこのパッとしない箱絵を!
2~5人用、12歳以上、45分!
「バラージ」「アズール:サマーパビリオン」「レス・アルカナ」「チーム3」と並んで、2019年スカウトアクションの4位にランクインしています。
結構な売れっ子さんなのである。
内容物は、カードや物を置いておくためのボード類と、細々したトークン類、そして大量のカード。
カードの表面を見てみると、そのほとんどが土地とクリーチャー。
やっぱりほぼ「マジック:ザ・ギャz(ry
さて遊び方。
ゲーム開始時、各プレイヤーに2枚の土地がランダムに配られます。
これらは自分の前に置いておき、1ターン目から使用することができるぞ!
土地は基本的に5色。
同じ色が2枚来る可能性も、異なる色が1枚ずつ来る可能性もあります。
んで、どさっとたっぷりのカード類をまとめてよくシャッフルし(シャッフル難しい)、
各プレイヤーに8枚ずつ配布。
土地もクリーチャーもごちゃ混ぜだ。
これらのカードをドラフトしていくわけですな。
1枚を選んでキープして、
残りを隣に回す。
んで新たに回ってきた束を見る…
っとストーップ!!
今キープしたそのカード、次の束を見る前に、即座に自分の前に出してください。
キープしたカードが土地であれば、普通に出しちゃってOKでしょう。
じゃあ、キープしたカードがクリーチャーだったらどうだい。
2枚の初期土地を使って召喚できるクリーチャーであれば、まあ召喚しちゃっていいわな。
ちなみに、このゲームにおけるクリーチャーは、召喚した後戦闘に用いたりはせず、召喚するだけでゲーム終了時の勝利点が約束されて、基本的にはそこで役割を終える、というタイプのものです。
タイトル通り、クリーチャーのカーニバルをやってるわけですから、見世物小屋的な感じでクリーチャーを召喚して、お客さんを楽しませてるイメージですね。
ならばったらばですよ。
キープしたクリーチャーが、今自分の前にある土地を使っても、召喚することができないクリーチャーだったらどうなるのか。
キープしたカードが、コストやらなんやらの理由で即座にプレイすることができないorしたくない場合、そのカードを自分のプレイヤーボード左下に裏向きで保持しておかなければなりません。
これは強制です。
キープしたカードは、プレイせよ。さもなくば保持あるのみ。
保持したカードは、以降、キープしたカードのプレイ or 保持を選択するタイミングで、何枚でもプレイすることができます。
そう、まるでたった今キープしたカードであるかのように。
ここまで真面目に読んでくださった皆様は、おそらく「キャッチーは『さもなくば保持あるのみ』とか言うてますけど、保持、別に悪いことじゃなくね???」という感想をお持ちになるかと思います。
いいじゃないですか、保持。
コストが高いクリーチャーを予約感覚で先に保持しといてさ、ゆっくり土地揃えて後からドーンと出すとか素敵やん?
ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。 このゲーム、内容物にお金トークンが含まれておりまして、今回キープしたカードを保持するためには、1金を支払わなければなりません。
1金と聞くと、「そんな端金がなんぼのもんじゃい」という感じもしますが、この「Carnival of Monsters」、ゲーム開始時の所持金、4金です。
ちょっとたまたま出せないカードをキープしただけで、全財産の4分の1が持っていかれるわけだ。
どうですか皆さん。ちょっと胡散臭い感じがしてきたでしょう。
なるほどこのゲーム、お金が手に入る手段が少なめです。
さらに、ラウンドも終盤になると、即座にプレイできないから誰もキープしていないような、高コストな余り物クリーチャーが回ってきて、出せなければそれを保持せねばならんわけですよ。1金払って。
じゃあお金が足りなくなったらどうすればいいんだ!
簡単ですね。借金しましょう。
1回借金をするごとに、即座に3金がゲットできます。
ところがこの借金、返済することができないタイプの借金で、ゲーム終了時に1借金につきマイナス5勝利点が約束されます。 鬼かな???
あとは、ラウンド毎に「この種類のクリーチャー求ム!」的なマジョリティ対決があったり、
召喚した獰猛なクリーチャー達が急に暴れ出して、カーニバルの客を襲い出し、制圧できないと罰金が科されたり(払えなければもちろん借金)、
キープしたら必ず保持しなければならず、ゲーム終了時に勝利点化できる目標カード的なやつがあったりします。
もうちょっとお腹いっぱいですね超楽しい。
4ラウンドが終わったら最終得点計算!勝った奴が勝ち!
結果的に「マジック:ザ・ギャザリング」っぽさはほぼ感じなくて、とにかくこの
ドラフトで回ってきたものを"取っちゃ出し"がマスト
↓
出せないなら保持がマスト
↓
保持するためには1金の支払いがマスト
↓
お金が足りなければ借金がマスト
という「負のドミノ倒し感」が最高なのですよ!よくできた地獄みたいだ。
今年のスカウトアクション上位タイトルの中でも、話題の「クルー」とツートップを張るぐらいお気に入りのゲームです。
機会があれば是非遊んでみてくださいな!
…どうでもいいのですが、ここまで書き終わってからようやく、ずっと「クリーチャー」と呼んでいたものが、タイトルでは思いっきり「モンスター」と書かれていることに気が付きました。
もう私の脳内がカーニバルだよ。
というわけで、「カーニバル・オブ・モンスターズ」のご紹介でした!
まだまだ続くぞボドゲ紹介 Advent Calender 2019、明日の担当はメンマさんだー!
いっちょキャッチーによろしくお願いします!
さて遊び方。
ゲーム開始時、各プレイヤーに2枚の土地がランダムに配られます。
これらは自分の前に置いておき、1ターン目から使用することができるぞ!
土地は基本的に5色。
同じ色が2枚来る可能性も、異なる色が1枚ずつ来る可能性もあります。
んで、どさっとたっぷりのカード類をまとめてよくシャッフルし(シャッフル難しい)、
各プレイヤーに8枚ずつ配布。
土地もクリーチャーもごちゃ混ぜだ。
これらのカードをドラフトしていくわけですな。
1枚を選んでキープして、
残りを隣に回す。
んで新たに回ってきた束を見る…
っとストーップ!!
今キープしたそのカード、次の束を見る前に、即座に自分の前に出してください。
キープしたカードが土地であれば、普通に出しちゃってOKでしょう。
じゃあ、キープしたカードがクリーチャーだったらどうだい。
2枚の初期土地を使って召喚できるクリーチャーであれば、まあ召喚しちゃっていいわな。
ちなみに、このゲームにおけるクリーチャーは、召喚した後戦闘に用いたりはせず、召喚するだけでゲーム終了時の勝利点が約束されて、基本的にはそこで役割を終える、というタイプのものです。
タイトル通り、クリーチャーのカーニバルをやってるわけですから、見世物小屋的な感じでクリーチャーを召喚して、お客さんを楽しませてるイメージですね。
ならばったらばですよ。
キープしたクリーチャーが、今自分の前にある土地を使っても、召喚することができないクリーチャーだったらどうなるのか。
キープしたカードが、コストやらなんやらの理由で即座にプレイすることができないorしたくない場合、そのカードを自分のプレイヤーボード左下に裏向きで保持しておかなければなりません。
これは強制です。
キープしたカードは、プレイせよ。さもなくば保持あるのみ。
保持したカードは、以降、キープしたカードのプレイ or 保持を選択するタイミングで、何枚でもプレイすることができます。
そう、まるでたった今キープしたカードであるかのように。
ここまで真面目に読んでくださった皆様は、おそらく「キャッチーは『さもなくば保持あるのみ』とか言うてますけど、保持、別に悪いことじゃなくね???」という感想をお持ちになるかと思います。
いいじゃないですか、保持。
コストが高いクリーチャーを予約感覚で先に保持しといてさ、ゆっくり土地揃えて後からドーンと出すとか素敵やん?
ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。 このゲーム、内容物にお金トークンが含まれておりまして、今回キープしたカードを保持するためには、1金を支払わなければなりません。
1金と聞くと、「そんな端金がなんぼのもんじゃい」という感じもしますが、この「Carnival of Monsters」、ゲーム開始時の所持金、4金です。
ちょっとたまたま出せないカードをキープしただけで、全財産の4分の1が持っていかれるわけだ。
どうですか皆さん。ちょっと胡散臭い感じがしてきたでしょう。
なるほどこのゲーム、お金が手に入る手段が少なめです。
さらに、ラウンドも終盤になると、即座にプレイできないから誰もキープしていないような、高コストな余り物クリーチャーが回ってきて、出せなければそれを保持せねばならんわけですよ。1金払って。
じゃあお金が足りなくなったらどうすればいいんだ!
簡単ですね。借金しましょう。
1回借金をするごとに、即座に3金がゲットできます。
ところがこの借金、返済することができないタイプの借金で、ゲーム終了時に1借金につきマイナス5勝利点が約束されます。 鬼かな???
あとは、ラウンド毎に「この種類のクリーチャー求ム!」的なマジョリティ対決があったり、
召喚した獰猛なクリーチャー達が急に暴れ出して、カーニバルの客を襲い出し、制圧できないと罰金が科されたり(払えなければもちろん借金)、
キープしたら必ず保持しなければならず、ゲーム終了時に勝利点化できる目標カード的なやつがあったりします。
もうちょっとお腹いっぱいですね超楽しい。
4ラウンドが終わったら最終得点計算!勝った奴が勝ち!
結果的に「マジック:ザ・ギャザリング」っぽさはほぼ感じなくて、とにかくこの
ドラフトで回ってきたものを"取っちゃ出し"がマスト
↓
出せないなら保持がマスト
↓
保持するためには1金の支払いがマスト
↓
お金が足りなければ借金がマスト
という「負のドミノ倒し感」が最高なのですよ!よくできた地獄みたいだ。
今年のスカウトアクション上位タイトルの中でも、話題の「クルー」とツートップを張るぐらいお気に入りのゲームです。
機会があれば是非遊んでみてくださいな!
…どうでもいいのですが、ここまで書き終わってからようやく、ずっと「クリーチャー」と呼んでいたものが、タイトルでは思いっきり「モンスター」と書かれていることに気が付きました。
もう私の脳内がカーニバルだよ。
というわけで、「カーニバル・オブ・モンスターズ」のご紹介でした!
まだまだ続くぞボドゲ紹介 Advent Calender 2019、明日の担当はメンマさんだー!
いっちょキャッチーによろしくお願いします!
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