みなさんキャッチーですか。ぬんです。






てか大晦日早くないですか???

あれこれやってる間に年末ど真ん中です。



さて、今年も例年どおり、今年初プレイだったボードゲームの中で、特に印象に残ったタイトル30選について、ダラダラ書いていきたいと思います。

遊んだのが今年が初めてだったってだけで、今年の新作ばかりではないです。

また、順位をつけてどうこうという意図もないので、掲載は遊んだのが早い順にしてみました。



少し長くなりそうですが、よろしくお付き合いくださいな!










1.ビッグディール(Amigo)

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殴り合い上等の経済ゲーム!ひりつくことひりつくこと!
「お前んとこの会社の株持ってるから、✕✕金で売ってやるよ。え?要らない?あ、そう?じゃあお前の会社ごと買うわ」ぐらいのことを、息をするように言い放てる冷酷さが必要です。こういうの本当に大好きなんですよ性格悪いので。会社とリソースとキャッシュこねくり回して、いつまでも手番やってられる感じも楽しい。
良い意味でちょっと前のゲームっぽくて最高です(まあ本当にちょっと前のゲームなんですけども)。小洒落てないっちゅうかね。 





2.散歩る。
  
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早稲田大学さんぽを面白くする会が作った、散歩をしながら遊ぶゲーム。
皆でカードを持ったまま散歩にGO!お題に合うものを街中から見つけて発表し合うという、こじつけ系大喜利です。「大きくしたいなにか」というお題に対して、「小さな農園」って名前の野菜の直売所を見つけてきたりするわけだ。皆好き勝手喋るから、いつも10分弱で歩く道を30分かけて歩くことになる。なんちゃって街歩き番組気分が楽しめて最高です。





3.メトロポリィス
 
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嘘みたいに面白い競りゲーム。競り勝ったエリアの種類や組み合わせで、目標カードの達成を目指します。じゃあどうやってエリアを競っていくのかと言えば、「一筆書き競り」とでも言えばいいのかしら。現在アクティブなビル駒の隣接マスに、そのビル駒より大きな数字を持つビル駒を置くことで、アクティブ権を奪うという。んで、最後までアクティブだったビル駒が競りを制し、そのエリアにそのまま残る。
この、競りの対象となるエリアがどんどん移動していくシステムがとにかくエモなのですよ!こんなに袋小路に想いを馳せながら競りしたの初めてです。100回遊びたい。名作。





4.TicTacTacTic
 
円形のスタジアムの外周に沿って、自分のボールをシュート!スタジアムに立てておいたピンでボールの向きを変え、スタジアム中央のくぼみを狙う。んで三目並べ。
ドイツ系のショップあれこれ見てるときに、たまたま中古見つけて買いました。そしてツイートが謎にバズる。今年は追いたい新作が多すぎて、こういうよく分からないやつにあまり行き当たれなかったので、来年はもっと時間と心に余裕が欲しいところです。





 5.ニュー・フロンティア

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これはもう全世界の「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」大好きマン達が全員「ありがとうございます!ありがとうございます!」と涙を流しながらプレイするやつでしょ。そのぐらいバッチバチに完成している、「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」のボードゲーム版。ありがとうしか浮かばないフラッシュバック。笑っている。夏ってる。
稼げる機構作ってぶん回すのって楽しいんだよ!と私に教えてくれたのは「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」で、それがこんなに最高の形で、平成の終わりに、ねえ!「見て見て!やったったよ!」つって。「平成の終わりにやったったよ!」つって。その誇らしげな笑みを見た私も微笑んで「おかえり!」つって。「おかえり!レース・フォー・ザ・ギャラクシー!」つって。世界はあまりにもピースフル。We're the world。We're the Children。
すごいですねゲーム内容に1mmも触れないままお別れのお時間です。次行きましょう。





6.キーフォージ
 
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 今回のこの30選記事の裏目的の1つとして、最近のリチャード・ガーフィールドが如何に"キてる"かを力説する、というものがあります。
マジック:ザ・ギャザリングの生みの親である同氏が新たに展開している、TCGライクなカードゲームシリーズがこの「キーフォージ」。最初タイトル見たときにはキーシリーズの新作かと思いました。TCGで言うところのブースターパックを買うと、「構築済みで、かつ崩してカードを抜いたり入れたりしてはいけない、再構築不可のデッキ」がランダムで1個入ってるというクレイジーなビジネスモデル。TCGライクなシステムから構築の楽しみ(言い換えれば面倒くささ)を引っこ抜いちゃうというのはかなり大胆な行為で、「おいおい大丈夫かよガーフィールド」と不安になってみたりもするわけですが、ルールを読んでさらにビックリ。「あーお前!だからこのデッキ再構築不可なのかよガーフィールド!」というのがちゃんと分かるんですよ。ルールを読めば。「構築済みデッキを使用するからこそのジレンマが、ルールで担保されている」とでも言えばいいのかしら。
ルールとビジネスモデルって同じ作業台の上でコネコネできるのかよっていう衝撃がヤバかったです。メタい。





7.太陽、海、そして砂

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リゾートを家族経営するぞ!限られた人員では作業量に限界が…ということで、時間の概念が含まれるワーカープレイスメント。そっちのアクションは1ラウンドで完了するけど、こっちのアクションは3ラウンドかかりますみたいな。もちろんその間ワーカーは帰ってこない。辛いね。
プレイヤー間を一定の法則に従って巡るバックパッカーや、個人ボードへのアトラクションタイル配置等、あちこちに仕込まれたパズル要素が楽しいです。賑やかな雰囲気に反して、資金繰りや部屋数がカツカツなのもよきですね。ナイスな60分級です。





8.ヴェニス・コネクション:ミント・タイド拡張入り
 
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ランドルフ作の名作2人用ゲームが、ミニ拡張入りで現代にカムバック。ありがとうopen'n play!
片面はL字、片面は直線という運河タイルをまっすぐに1〜3枚ずつ配置していき、完全に閉じられた運河を作るか、残りのタイル枚数では運河が完成しないことを見抜けば勝ち。小学生の頃やった「21ゲーム」(1から順に3個まで整数を言い合っていき、21を言ったら負けのやつ)を思い出します。あれなんか必勝法あるんですっけ…
ミントタイド拡張では、新たにT字のタイルが登場。これがまたね!!!いいのよ!!!最高のカラクリが仕組まれていて、初めて気づけたときの感動たるや!是非一度試して欲しいです。この世の二人零和有限確定完全情報ゲームの中で一番好き。





9.ザ・ロード・オブ・ジ・アイスガーデン

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俺らは悪者!この世界を征服してやるぞ!でも勇者怖い…勇者にバレない程度に悪いことしよ…的な世界観。かわいい。
ワーカーを全員が配置し終わったら、1番のアクションから順に効果を解決していくタイプのワーカープレイスメント。あとはエリアマジョったりマジョらなかったり。勢力毎に異なる勝利条件やユニット能力を持っているので、自分の利になるように上手に喧嘩しましょう。ドミスピライクな独特のねっとり感あるのに、ちゃんと3時間で終わるのがすごく偉いです。
あと、名前も効果も強烈なアクション「貪欲マウンテン」はあまりにも有名。皆こぞって貪欲マウンテンしたがる。





10.フォッグ・オブ・ラブ
 
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これヤベえですよ。
架空のカップルを演じて、関係の変化を楽しむ2人用ゲーム。そう書くとありがちな感じですし、各プレイヤーは確かにカップルの片割れを演じて、様々なイベントに対処していくわけなのだけれども、「プレイヤーの意思の介在しなさっぷり」をルールで担保してるのがすごいです。プレイヤーがルールに従って勝利点行動っぽいことをしているだけで、キャラクター達の性格通りに物事が進む。プレイヤー達はそれを見守る。最終的には、プレイヤーにとっての勝利も敗北も成功も失敗もなくて、「2人の架空の人間の関係性がどうなったか」という結果だけがそこにあり、プレイヤー達はそれを享受する。なんですか、これ(「響け!ユーフォニアム」の滝先生風に) これって、キャラクター達の性格が完全に数値化されているからできることで、そういう非情緒的な要素をルールに持たせることで、情緒的なプレイ感を醸してるのめちゃくちゃすごいと思うんですよう。
難しいことを抜きにしても、なんだろうなあこれ、体験としてめちゃくちゃ面白いです。言語依存しかないけど、興味ある方はチャレンジしてみて欲しい。カップルの間に起こるイベントがすごくアメリカンな感じで、今ひとつ感情移入し切れないのはご愛嬌。





11.ピーナッツ

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好きだ〜〜ノルカソルカ的な楽しさに満ちたノリノリモノポリー!ゲラゲラ笑いながら遊ぶやつ。この楽しさの秘密は、印象とは裏腹な、理系っぽくカッチリハマったルールにあるんじゃなかろうか。ダイスを振って駒を進める。全員のマスが決まったら、最も大きい数字が書かれたマスに居るプレイヤーに、自分のマスの数字との差額を払う。ダイスを振り直したければ、今自分がいるマスの数字分のお金を銀行に支払う。きれいだよなあ。
リスクとリターンをしっかり天秤に掛けつつ、最終的にはノリでダイス振っちゃう辺りもまたよい。なんかお正月っぽいゲーム。





12.サンドキャッスル

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私はフリーゼが好きなので、この30選にも毎年フリーゼの新作が入りがちです。フリーゼがレガシーシステムに対する彼流のアプローチとして"Fableシステム"を打ち出し、「フルーツジュース」をリリースしたのが2016年。そこから紆余曲折(と書いて「ファストフォワード」と読む)を経てたどり着いた、同システムのFinal Destination、それこそがこの「サンドキャッスル」です。
デッキ構築っぽい動きをしつつ、実際にやることは「デッキ+捨て札+手札の合計枚数を0枚にすることを目指す」という、デッキ解体とでも呼ぶべき趣。効率を突き詰めた先にある、終盤のぶん回りタイムが完全にご褒美です。
「フルーツジュース」は、こう言ってはなんですがFableシステムありきのゲームで、全カードを見るために必要なゲーム数も多かったのですが、「サンドキャッスル」はやってること自体が斬新・楽しい・テンポいいと3拍子揃ってますし、Fableカードを全部見るために必要なゲーム数も10ゲームと、完走がかなり現実的なんですよね。言うて私は完走してないんですけれども。
色んなものを重ねてきて、礎がしっかりしてる印象を受けるゲームです。砂のお城なのにね。





13.ドロッセルマイヤーさんのなぞなぞ気分

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小さなゲームブック。昔こんぐらいの大きさで、キーホルダーが付いたなぞなぞの本売ってたわよね。前半50ページになぞなぞの上の句が、後半50ページになぞなぞの下の句が書いてあります。それらを組み合わせてなぞなぞを作る。自動なぞなぞ生成機だ。いい感じの答えを発表した人が得点。
「箱に入っている増えるもの、な〜んだ?」→「ボドゲ!(即答)」
真面目に巧いこと言おうとするのも楽しいんだけど、「北海道ならではの文房具、な〜んだ?」→「札幌ペン!」みたいに脳みそを使わずに適当に解答したり、ド下ネタに走ったりする方が楽しめる気がします。あとこれ止めどころが分からない。いつも延々と遊び続けてしまう。





14.ディテクディブ

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推理系の最終到達点。
捜査官になって、事件の謎を解明する協力型ゲームです。操作には時間が必要だ!ということで、時間コストを支払って情報収集→それを元に推理、的な感じ。専用のブラウザを使いながら色々やっていくわけですが、データベース活用してる感と科学捜査してる感がめっちゃ楽しいんだよ〜〜事件の質の高さも相まって、すごい没入感です。
5エピソード中1エピソード目だけで4時間かかりました。なんとか完走したいところです。





15.なつめも
 
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夏休みの予定を決めるRoll'n Write。正直もうRoll'n Writeはだいぶ食傷気味なところがあるのですが、「なつめも」は「夏休みの予定を皆でワイワイ決めていく」というフレーバーと、「予定毎の参加者を同時挙手制で募る」というシステムの組み合わせが最高に楽しいのです。
「お泊まり会行く人〜!はーい!(独り)」
「えっ?君ら一緒に動物園行ったの?俺は?(独りお泊まり会)」
「月曜日皆でBBQ行こうぜ!」「嘘だろお前その前の日もBBQだぞ」
名言ジェネレータ過ぎる。来年の夏も遊びます。





16.シップシェイプ

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この記事はおもしろゲームランキングでは無く、印象に残ったゲーム30選なので、ゲームとしての面白さが多少追いついてなかったとしても、「あ〜なるほどこれ新しいな」という要素があれば、ランクインできちゃうみたいなところが割とあります。その筆頭がこの「ShipShape」。
ハゲタカライクなバッティングシステムで、穴の空いたタイルを取っていき、個人ボード上でパズルをするやつ。ここまでだとまあありそうな感じ。「ShipShape」がすごいのは、「穴空きタイルを表向きに重ねた山から1枚獲得するとしたら、山の下の方のタイル程情報(=上から見えてるマス数)が少ないから、取るのが怖い、リスキーである」って概念を持ってきたところ。新しくね???
デザイナーはパンレガや狂気山脈、丘の上の裏切者の館でお馴染みRob Daviau氏。いい感じに美味しいところだけ引用して、最高のパズルゲーム作って欲しいです。





17.ポルノグラフィティ狩歌

いやこれはもう世代だからしょうがないです許してくれ。発売時点での全シングル曲に対応した、ポルノ専用狩歌です。学生時代に聴いてた友人たちで集まって、適当に曲流しつつ酔っ払って遊ぼうもんなら、歌うわ踊るわハモるわもう好き放題で超楽しいです。
これは狩歌が楽しいっていうか、最早このダンスパーティ感が楽しいんじゃないかという説もあるわけですが、「ポルノグラフィティ狩歌やろうよ!」とは言えても、「ポルノの曲かけて踊ろうよ!」とはなかなか誘いづらいわけで、「最高のゲームは最高の口実に」ということでここは一つ。天気職人ええよね。ワイはラビュー・ラビューと月飼いが好き。





18.タペストリー

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いやもうこんなん好きでしょ!Stonemaierの2時間弱級文明モノ。この密度のものを2時間弱で収めるのもヤバいし、手番では科学・探検・技術・軍事の4つのトラックのうち1つを上げるだけ、というシンプルさもヤバい。拡大後の再生産の上がり幅がめちゃくちゃデカいのもヤバい。Stonemaierはいつも私の好きなものを知っている。親かな???
16種類ある初期能力は強弱の差が激しい感じだけど、このザッとしたわちゃわちゃ感もいつもの Stonemaierって感じで愛らしい。好きなものはもうしょうがないわ。ありがとうStonemaier。来年はもっと立てるわね。





19.Q.E.
 
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これはね〜〜度肝の修学旅行です(抜かれ過ぎた度肝がどっか行っちゃったの意)(分かるかそんなもん)。ブラインドオークションをするのにお金トークンが存在しない。ちょっと何言ってるか分からない。支払いは書いて記録しておき、ゲーム終了時に最も支払いが多い人が脱落する。ちょっと何言ってるか分からない。相場観は、「このうまい棒が100万円だとすると、このポッキーは800万円だべ」ぐらいの雑さで皆で作る。ちょっと!何言ってるか!分からない!
競り値がスーパーインフレしていくのが毎度たまらんです。印象に残らないわけがなかった。





20.カーニバル・オブ・モンスターズ 
 
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2019スカウトアクション上位15傑の中での推し その①であり、最近のガーフィールドはキテる案件 その②でもあります。
ドラフトで回ってきたものを取っちゃ出しするマジック:ザ・ギャザリング。取ったカードは即プレイがマスト→プレイできなければ保持がマスト→保持するためには1金の支払いがマスト→お金が足りなければ借金がマスト、という負のドミノ倒し感が魅力です。
アドカレ企画で紹介記事も書いたので、興味あれば読んでみてくださいな。
ドラフトしたもの取っちゃ出し!こりゃもう借金待ったなし!『カーニバル・オブ・モンスターズ』の話。





21.プレタポルテ

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ファッション企業を経営してお金を稼ぐワーカープレイスメント。遊んだのは、今年出た3版の方じゃなくて、ずっと積んでた2版の方。
強烈な特殊効果持ちのカードが毎ラウンドボードにばら撒かれて、「さあ取り合ってくれ!」って言われる時点でもうときめくわいな!効率的にサイクル回してテンポとアド取っていくタイプのゲーム(ワレスの「ロンドン」とか)大体好きなのですが、この「プレタポルテ」もご多分に漏れず、てきぱきと準備をして、お金とスターがドカンと入ってくると、「私今輝いてる…!」ってなります。
2版の箱絵大好きだ。3版のアートワークも素敵よね〜買おうかな。





22.ジャスト・フォー・ファン

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手札の数字カードを好きに足し合わせて駒を配置。で、四目並べをするのだけれども、マジョリティを取っていないマスは一目にカウントすることができません。
マルチエンディング的に分岐する勝利条件も、懸命にリスクヘッジをしつつ最終的にはカード運に頼るしかないお茶目な一面も、真っ直ぐ心に響きます。連戦しちゃいがち。
エッセンで中古美品が19.99ユーロ!勝ち!来年も良い買い物ができたらいいな。





23.クルー

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 2019スカウトアクション 上位15傑の中での推し その②です。15傑どころか1位取っちゃったわね。
協力型のトリックテイキング。指定されたカードを含むトリックを特定のプレイヤーに取らせる、的なミッションが全50本収録されています。これはもうトリテと言うよりは、トリテという枠組みを使った多人数で解く最高のパズル、といった趣。
めちゃくちゃ大好きですしめちゃくちゃ楽しいのですが、ある程度トリテの素養?リテラシー?が無ければパズルがパズルとして成立しない感はあるので、手放しで万人に勧められるゲームではないです。反対に、トリテ何種類か遊んだことあるよ〜楽しいよね〜って方には、是非遊んでみていただきたいタイトル。
同じメンバーでシナリオ30までクリアしたよ!来年は絶対完走しましょう!





24.FBI
 
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これもエッセンで中古買いました。捜査官になって色んな悪者を逮捕だー!ただし他の捜査官と捜査対象が被っちゃうと、罪のない一般人をうっかり逮捕することになっちゃうかも!そんなことあるか???
腹の探り合い必須のシチュエーションが毎ラウンド自動生成されるの好き過ぎる〜〜めっちゃ楽しい!損切りと手番順決定を兼ねた釈放も素敵ルール。持ってて嬉しいナイス小箱です。





25.深い谷の酒場
 
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デッキ構築&ダイスドラフト。Warsch作品なので「クアック酒場ー」なんて呼ばれがちですが、引くのを止めるタイミングを自分で選択でき、見誤るとバーストしちゃうのが特徴の「クアックサルバー」に対して、こちらは引き続けるしかないっちゃ引き続けるしかないので、Push Your Luck感はあまりないです。ドキドキはするけどな!
絵柄が合うところにカードを置いていったり、ボードの一部がタイル化されててひっくり返せたり、Warschはなんだろうな、こういう「言語化するのが難しい楽しさ」を具現化するのがめちゃくちゃ上手い。今回の30選には入れてませんが「ブルーバナナ」も遊んでてめちゃくちゃ気持ち良かったし、Warsch氏の快進撃はまだまだ続きそうです。
基本ゲームでも大満足なのに、モジュールまでどっさり入っててもうお腹いっぱいです。2〜3連戦したいわね。





26.ケルベロスの試練
 
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わー!ケルベロスだー!みんな逃げろー!…え?ケルベロスに捕まった?じゃあ誰も逃すなー!的な半協力型。ケルベロスから逃げ切るか、ケルベロスの手下として他プレイヤーの逃亡を阻止するかで勝利。
設定がパーティゲームみ溢れてますし、ザッとした雰囲気のやつかなーという印象だったのですが、いざ遊んでみるとルールもカード効果もなかなかに隙がなくて、その硬派さに驚かされます。システムがキッチリしてるからこそ、毎回ちゃんと盛り上がる感じ。好きよ。





27.何度だって青い月に火を灯した

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2019年はマーダーミステリー元年なんて言われ、良くも悪くも様々な話題が提供され続けた1年でした。私はまだ4タイトルしか遊んだことがないのですが、その中で最も好きだったのがこの「何度だって青い月に火を灯した」です。「いなくなれ、群青」でお馴染みの作家さん・河野裕さんがストーリーをメインで担当しています。
パッケージ型、GM要らずのマーダーミステリーとして、システムがシュッとしていてめちゃくちゃ遊びやすいのがまずひとつ評価が高いポイントなのですが、もう!とにかくね!最高なんですよ!!何がだよ!!しまった!!書けへん!!どうしよ!!
マーダーミステリーと謎解きは感想何も書けなくて難しいです。とりあえずオススメですよってことで、機会があれば是非遊んでみてください。





28.ナッシング・トゥ・トーク・アバウト
 
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 「トーキョーメトロ」や「トーキョージドーハンバイキ」等トーキョーシリーズでお馴染みJordan氏が作った、LINE等のアプリでメッセージを送り合って遊ぶ2人用ゲームブック。連想ゲーム系から変則写真しりとり、録音した音声データを送り合うものまで、色とりどりな9ゲームが収録されています。
エッセンにてJordan氏から1冊いただき、Jordan氏を紹介してくれたhiroさんと1ヶ月かけて遊ぶことに。自分がどこにいるのか分かったような分からなくなったような、不思議な1ヶ月でした。
今年は、たくさんの方と色んな形で交流ができてハッピーだったなあ、という印象なのですが、それを象徴するようなゲームになったなあと思います。





29.シンシュキョウギ
 
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ゲムマ2019秋枠。"あの"国際的なスポーツ大会の新種目について、競技名や得点方法をナンジャモンジャ式に発表。間違えたり笑ったりしたら減点だ。
ナンジャモンジャ×大喜利×笑ってはいけないとかそら楽しいわな!ズルじゃん!人を笑わせるためにボケようとすると、まず自分がそれを真顔で言わなきゃいけないのが辛いです。ゲラだから笑ってしまう。
あと、記憶力で競い合うためじゃなくて、天丼のためにメモリー要素持ってきてるの、サラッとやってますけどめちゃくちゃすごいと思いました。拡張無限に出して欲しい。





30.バス
 
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最後はSplotterの1999年作品、20周年記念版がリリースされTLを大いに賑わせた「バス」で締め!
運要素もセーフティネットもない中、限られた需要の奪い合いをするこのバチバチ感がたまらんです。流石に時代を感じさせる粗さはありますが、タフなメンツでこういうのをやると、「あ〜〜!!ボードゲームしてんな〜〜!!」とハッピーな気持ちになります。
これを突き詰めていった結果生まれてしまった怪物が「フードチェーンマグネイト」なんだね……アレはガチガチ過ぎるというか、不完全情報ゲームになったことによって逆にいよいよ手が付けられなくなった感じがあって、私はちょっと苦手なんですけれども、「バス」は脳みそをフル回転させればギリ捌き切れるぐらいの情報量ですごくちょうどいいです。
こういうゲームが長く愛されるっていうのは素敵なことね。









というわけで、以上30タイトルでした!



毎年言ってる気がしますが、今年も言わせてください。間に合って良かった。

今朝の時点で30タイトル中12タイトル分しか書けてないという体たらく。スケジュール管理能力も年末休業かな???

来年は余裕を持って頑張ります…







数字的な話をすれば、今年初プレイだったゲームが394タイトル、累計のプレイタイトル数は1,550タイトルとなりました。
 
いつもいっしょに遊んでくれる&色々遊ばせてくれる皆様のおかげよ!本当にありがとう!





数字以外の話をすれば、上でもちょっと書いたのですが、今年は色んな形で色んな人と関われてめちゃくちゃハッピーでした!

ゲムマ、ゲムマ、エッセン、ゲムマと、イベントの度に仲良くしてくださる方が増えて、嬉しく思っています。

これからも仲良くしてくれ〜〜





あとは、お仕事関連やなんやかんやで、色んなボードゲームに色んな関わり方ができたのも、本当に得難い経験です。

来年も心穏やかに頑張るぞい。いっちょ見守って、たまに一緒に盛り上がっていただけると嬉しいです。







それではまた来年!

2020年の私の、そして皆さんのボードゲームライフも、どうか、キャッチーでいてください!

 

2019年12月31日  
ぬん