みなさんキャッチーですか。ぬんです。
2022年5月末、とあるツイートがボードゲーム界隈の話題をかっさらいました。
タンサンあさと@tansanasa大阪難波にボードゲームホテルを作った!
2022/05/26 15:00:25
⭐良いところ
❶寝室とテーブルが別部屋(眠くなったら先寝れる)
❷ゲーマーだらけ(騒いでOKな雰囲気)
❸ホテルならではオリジナルゲーム(頑張った!)
今なら6人部屋2万円〜(1人3300円… https://t.co/KSkVspyp5W
大阪難波に!? ボードゲームホテルを!?
ほーん!!
ボードゲームホテルってなに???
いや~~よく分かんないけど、都会の方は楽しいことがたくさんあっていいですな~~
大阪行く機会があれば泊まってみて~~
と、どこか他人事のように思っていたら、ピロンと鳴りたるはTwitterのDM通知!
関係者の方「ぬんさんボードゲームホテル泊まりに来ません?」
ぬん「え、なんて?????」
不意に訪れた千載一遇のチャンス!
こういう面白そうな機会は逃しちゃダメだって、小さい頃から教えられて育ってきた!
というわけで、福岡のボードゲーマーたちに声をかけ、6月24日~25日、大阪ボードゲームホテル遠征なかよし男5人旅が実現しました。
これがもうめちゃくちゃ最高エクスペリエンスだったので、レポ半分・紹介半分ぐらいの気持ちで記録に残しておきたいと思います。
◆アクセスと外観
ここがボードゲームホテルか~~(過程を書け)
えっと、福岡・博多駅から新幹線に乗り、2時間半ほどで新大阪に到着。
そこから御堂筋線に15分も揺られれば、あっという間になんば駅。
あとはホテルまで徒歩10分って感じです。アクセス良好!
外観、もっとコッテコテに「ボードゲームホテル!」って感じのやつを想像していたのですが、外から見ただけではそういうコンセプトだと分からない感じ。
◆チェックインとシステム説明
自動ドアウィン!
早速中へと足を踏み入れれば、そこには「HOTEL GAMES」と書かれた大きな箱!
うまい具合に写真を撮ることで、あなたもボードゲームの内容物になれるぞ、的なフォトスポットです。
写真を撮ってはしゃぐ男たち。
エレベーターでフロント階へと上がれば、客室へと向かう用のエレベーターホールに謎の枠が。
これは名付けて「エレベーターギャンブル」!
退屈しがちなエレベーターの待ち時間を、中に何人乗っているかを予想することで盛り上がって過ごそう、というもの。発想がすごい。
写真を撮ってはしゃぐ男たち。なかなかフロントまでたどり着かねえな。
ようやくフロントへ到着。
チェックインして受けた説明によると、
①ボードゲームが遊べる共用スペースがある
②置いてあるゲームを部屋にいくつか借りていくこともできる
③このホテル限定のオリジナルゲーム8作が遊べる
とのことでした。
ほーんなるほどね……ってオリジナルゲーム8作!?
フロント横を見てみれば、先程1階に置いてあった「HOTEL GAMES」の箱のミニチュア以外に、見たことのないゲームの箱が確かに8種類並んでいます。すごない???
ぬん「この8種類っていうのは、部屋に全部置いてあって遊べる感じなんですか?」
フロントの方「いえ、そうではなくてですね……」
聞けば、テーブルを囲んで皆で遊ぶいわゆる「ボードゲーム」が8種類ある……というわけではなく、滞在中に楽しめるアクティビティが8種類あるといった方がイメージが近そうです。
例えば、先程の「エレベーターギャンブル」もオリジナルゲームのうちの1種。
フロント横に置いてあるゲームの箱は、各アクティビティのイメージを実物化したものっちゅうこっちゃね。
この辺の仕組み、個人的には好みなのですが、いざ体験してみるまでは全容が掴みづらく、説明されるフロントの方も苦労されている印象でした。
また、8種類のうち「秘密の部屋」と呼ばれるゲームを遊ぶには、フロントで予約が必要とのこと。
チェックイン時点で時刻は15時。
とりあえず色々見て回る時間がほしいねということで、17時に予約をしたぞ。
◆部屋へ
そんなこんなでチェックイン完了!
エレベーターギャンブルを楽しみつつ、9階の部屋へ!
さて、このボードゲームホテルにはいくつかの特殊客室が用意されているとのことで……
今回僕たちが宿泊したのは、定員5名の「夜通しボードゲームの部屋」。
お部屋の様子見ていきましょう~~
入ってすぐがリビング。キッチン併設です。
備え付けの棚には、定番ボードゲームが数箱。もちろん遊んでOKよ。
で、その奥に寝室。ベッドが2台と、畳に敷布団が3組って感じです。
壁にバックギャモンモチーフのボード?が飾ってあってかっこいい。
リビングと寝室が分かれているから、リビングで皆で夜更かし! 眠たくなった人から寝室へ! 的なスタイルが可能です。う~~んこれぞ夜通しボードゲームの部屋!
写真は取り忘れましたが、洗面台、トイレ、お風呂も部屋内に。広くてきれいでした。
仲良し5人組で泊まるには十分過ぎるほど十分ですが、男女混合グループや、微妙に気を使うぐらいの間柄の人たちと泊まるのは流石に厳しいかな、という印象です。
定員6名の「人狼・マーダーミステリーの部屋」には、寝室や洗面室が2部屋ずつあるようなので、そちらへの宿泊を検討してみてもいいかも知れません。
で、ふとリビングのテーブルに目をやると、そこには早速2種類目のゲーム「小さな金貨」の説明が!
”この部屋には20枚の金貨が隠されています。棚や金庫などいろんな場所をしらべて、見つけてください。”
もうこんなんアレですよ、家捜しですよ。
これまた難易度がなかなかに厳しい~~そんなに広い部屋じゃないのに、大人5人でも15分だか20分だかかかったんじゃないかな。楽しい。
◆館内散策
17時に予約した「秘密の部屋」の前後で、館内を散策しました。
まだ紹介していない6種類のオリジナルゲームのうち、フロントのある2階でいつでも楽しむことができる3作に挑戦!(ただし、深夜にはフロント閉まっちゃう?みたいなので注意)
全部まるっと紹介しちゃってもつまらないので、この3作は宿泊時のお楽しみということで……
ホテルという空間を活かしたり、仲間と頭を使って競ってみたり、景品が用意されていたりと、いずれも素敵なアクティビティです。
おい! こっちに縁側があるぞ縁側が!
ボードゲームが遊べる共用スペースだ。ちなみにソフトドリンク飲み放題。
用意されている130種類のゲームを自由に楽しむことができます。
定番タイトルがほとんどだけど、たまに「なんで!?」というタイトルがあったりして面白い。
コンシェルジュのスタッフさんもいらっしゃって、お願いすればインストもしてくださるみたい。
軽いゲームを次々に楽しむ我々。ジュエルハント面白かった。
他にも、ボードゲーム用品のレンタルがあったり、有料でビールやたこ焼きを楽しむことができたり。楽園か???
◆秘密の部屋
17時からは、予約しておいたオリジナルゲーム「秘密の部屋」!
いわゆる脱出ゲーム/謎解きです。制限時間は30分とお手軽。
「ホテル内に隠された秘密の部屋には、とんでもない財宝が…!」的なストーリー。
これネタバレにならんのか……?と思いつつ、皆Twitterにバンバン上げてますし、公式webサイトにも載っちゃってるので、ギラッギラの秘密の部屋の写真載せておきますね。秘密の定義難しい。
こんなんもうフォトスポットです。超楽しい。
これまたネタバレになっちゃうので何も書けないわけですが、ホテル1棟が丸々謎解きの舞台になるというめちゃくちゃ贅沢体験でした。
脱出ゲーム慣れしているメンバーが多かったこともあり、制限時間をたっぷり残してのクリアよ! やったね!
◆ホテル付近散策
そろそろ晩ごはんのことを考えなければならない時間になってきました。
ボードゲームホテルにはレストランがありませんので、お腹を満たす方法を探さなければなりません。
で、こういう時って、ホテルに着いちゃったら後はもう極力のんびりしたい派閥の人間と、ちょっと足を伸ばしてでも美味しいものを食べに出かけたい派閥の人間に分かれるじゃないですか。
僕はどちらかと言えば前者の人間です。
ましてやこういうコンセプトホテルへの滞在なわけですから、他のメンツが食にこだわりがないようであれば、その辺でなんか買ってきといてゲームの合間に部屋で食べる、ぐらいでもいいかなと思っていました。
ところがどっこいこのホテル、そんな出不精の僕でも、「晩ごはん食べに行きがてら、ちょっと辺りをうろちょろしてみますか!」と言いたくなる素敵アクティビティが用意されているのですよ!
それがこちら! じゃん!
オリジナルゲーム「旅の追加ルール」!
要するに、引いたカードで指定されたものを町中から探しましょう、的なアレです。
僕はアルファベット全種……難しそう……
ぬん「これカード持って外に出ていいんですか?」
フロントの方「はい、大丈夫ですよ。お一人様1枚ずつどうぞ」
ぬん「ありがとうございます!」
フロントの方「ちなみに、見つけるのが一番遅かった人が晩ごはんを奢る、みたいな遊び方もできますよ!」
フロントさん、それは闇のゲームや。
意気揚々と外へ。
全然知らなかったのですが、オタク文化が色濃い街なんですね、難波。
大通りから1本入ると、メイド喫茶やバーの呼び込みをされているメイドさんがズラッと並んでて驚きました。
肝心のアルファベット探しも、「Z」がなかなか見つからずに苦労しましたが、カードゲームショップの多さに助けられる。
ありがとうヴァイスシュヴァルツ。
30分ほどウロウロした結果、目についた牛かつ屋さん「冨田」へ。
これがべらぼうに美味しいんよ~~牛かつってちゃんと食べたことなかったけど、牛だしカツだしそら美味いわな!
お酒も飲めるよ。めちゃオススメです。
ほろ酔い気分でホテルに戻り、共用スペースからボードゲームをレンタル。朝まで借りておけるとさ。
通常は部屋に持って上がれるのは2個までのようですが、僕たちの泊まった「夜通しボードゲームの部屋」は特典として4個までOKとのこと。ラッキー!
◆夜更かしボードゲーム
あとはもう部屋にこもって遊びまくりよ!
「オリジナルゲームが8種類あるらしい」という断片的な情報だけ仕入れていた我々は、「せっかくだしその8個を優先して遊びたいよね!」ということで持ち込みを薄めにしていたわけですが……
オリジナルゲームは、前述の通りいずれも短時間で終わるアクティビティ。
貸出ゲームも定番や軽いものが中心なので、ヘビーゲーマーの皆さんは、重たいゲームをいくつか持ち込むことを強くオススメします。
貸出ゲームで、重め好きのニーズに応えてくれればなお良いな~~ともチラッと思いましたが、部屋に入って『ヘイタブ』と『ビッグディール(アミーゴ大箱)』と『でっけぇ馬鈴薯』が置いてあったら、怖すぎて即チェックアウトしてしまうかもしれない。
反対に初心者~中級者向けのラインナップは充実しているので、とにかくボードゲームで遊んでみたい!という方は、手ぶらでいらしてもバリバリ楽しめるかと思います。
レンタルしたゲームだと、『ゆびリンピック』が盛り上がったわね。
指でオリンピックの競技再現すんの。深夜テンションにピッタリ。
◆起床~チェックアウト
結局深夜3時過ぎまでどんちゃんしていた我々ですが、翌朝8時にはバッチリと目を覚ましていました。
一体何故かって?
8種類のオリジナルゲーム最後の1つ『一泊いたずら人狼』に興じるためさ!
実は前日のうちに、1人2枚ずつカードを配ってありました。
これには、部屋内の備品をあり得ない位置に動かしてみたり、変な場所に変な物を置いてみたり……といったいたずらが書いてある。
このいたずらを、部屋に1泊する間に、誰にもバレないようにこっそり遂行しよう、的なゲーム!
なるほど、朝起きたら部屋中もう違和感がすげぇのよ。
8時になったら全員のカードを集めてシャッフル。
1枚ずつめくっては、皆で「そのいたずらをやったのは誰か」を議論→投票します。
自分がやったのに自分がやったとバレなかったいたずら1つにつき1点だ。
同じ部屋に1泊するという状況を活かした天才アクティビティじゃん~~
「これ、いつ頃からこうなってたか覚えてる人いる?」
「早かったよ、多分秘密の部屋から戻ってきた頃にはなってたと思う」
「てことはやるチャンスあったの、荷物取りに戻った〇〇しかなくない?」
友達のアリバイについてこんなに真剣に考えたの生まれて初めてだよ!
いたずら2つともを怪しまれることなく遂行~~勝ち! 超楽しい!
そんなこんなであっという間に11時。
一晩借りていたゲームをフロント横へと返し、チェックアウトしました。
◆まとめ
いや~~どうですかボードゲームホテル!
どこを切り取っても最高時間の金太郎飴で、余韻に浸りながら551の豚まんを買って帰りました。
ボードゲームビギナー~慣れてきた方ぐらいをメインターゲットとしている節はあるので、ヘビーゲーマーが楽しめるかどうかは、アクティビティが肌に合うか次第、といった感じでしょうか。
…と偉そうなことを言ってみますが、やっぱりボードゲーム好きならこれはワクワクしてしまう空間だと思うのよ。
想像すらしてなかったものが実在しててしかも滞在までできちゃうの、なんてハッピーなことなんだろう。
そんなボードゲームホテル、気になる1泊のお値段は~~???
ごめんなさい、今回はご招待いただいたので正直よくわかってないんですけど!
「1人につきいくら」じゃなくて「1部屋をいくらで貸す」みたいなシステムなので、5~6人でワイワイ行ったら1人頭安いんじゃん? って感じみたいだ!(ちゃんと調べなよ)
オトクなキャンペーンもやってたりやってなかったりするようなので、気になるあなたはホームページをチェックだ!
というわけで、ボードゲームホテルこと『MIMARU大阪 難波STATION』滞在記、お届けしました!
関係者の皆様! マジリスペクトです! 素敵な機会をいただきありがとうございました!
お付き合いいただいた友人各位! 超楽しかったね! 最高の時間をありがとう!
読んでくれたディスプレイの前の君! どうもありがとう! 下にリンク貼っとくから今すぐ予約しな!
MIMARU大阪 難波STATION
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋3-6-24
MIMARU大阪 難波STATION 公式ボードゲームホテル 特設サイト
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